約17年近く愛用してきたYAMAHAの電子ピアノ「クラビノーバCLP170」。
今年の4月ごろから、上の「ミ」の鍵盤があがらなくなってしまいました。
17年近くも使ってくると、あちこちに不具合がでてきます。
【今までの修理歴】
- 5年前くらい・・・複数の鍵盤があがらない。
→修理 2万円強。フェルト?の交換。
- 2年前くらい・・・真ん中の「ミ」の鍵盤があがらない。音が響きすぎる。
→修理 2万円程度。鍵盤破損のため交換。
買い替えを検討
今回の「ミ」の鍵盤の不具合。しばらくそのままで放置してしまいました。
理由は、「ずっと買い替えを検討して悩んでいたから」です。
修理をお願いしたところで、また2万円以上の費用がかかります。もう17年も使用しているので、どうせなら増税前に買い替えよう!
ということで、早速リサーチ開始です。
6回もの試弾(島村楽器・ヨドバシカメラ)
どうせなら、本物のピアノに限りなく近い電子ピアノを購入したい。
特に鍵盤のタッチには強くこだわりを持っていました。ネットでも情報を集めましたが、ピアノのタッチだけは実際に弾いてみないと分かりません。
帰省や旅行のついでなども利用して、合計6回ほど電子ピアノを試しに弾かせてもらいました。以下の5店舗で合計6回お店に足を運びました。
- 島村楽器 長野店
- 島村楽器 イオンモール佐久平店
- 島村楽器 くずはモール店
- ヨドバシカメラ マルチメディア京都
- ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
島村楽器はどこも店員が熱心で、説明をしてくださいました。各店舗のホームページでも詳しい説明を見ることができます。ヨドバシカメラは試弾が気兼ねなくできるのがいいです。長居したのはヨドバシカメラ。もちろん丁寧な説明もしてくれます!
ご協力いただいたスタッフの皆さん、ありがとうございました。
最終的に3つの候補に絞る!
実に長い期間、たくさん試弾をして、最終的に3つの候補にしぼりました。
- YAMAHA Clavinova 「CLP-675」
- KAWAI DIGITAL PIANO 「CA78」
- CASIO CELVIANO 「GP-310」
私のが感じた感覚をご紹介します。
ヤマハ Clavinova 「CLP-675」
- タッチは悪くないが、バネが入っているのか鍵盤の跳ね返りがやや強い印象。気にしすぎかも。でも指が鍛えられそうでとても良い。
- 音は結構好き。明るくてなじみのある音。今までクラビノーバだったのも影響しているか。
- デザインは普通。展示で多かった「ダークウォルナット調仕上げ」はあまり好みでないので買うなら「ホワイトアッシュ」か「ブラックウッド」。「ホワイトアッシュ」は家の印象にピッタリきそうなちょうどいい色合い。
YAMAHA 電子ピアノ CLP-675WA / ホワイトアッシュ調
カワイ DIGITAL PIANO 「CA78」
- タッチはとてもいい。グランドピアノを弾いているような感覚に近い。
- 音は普通。高い音の鳴りがヤマハに比べて弱いのが気になった。弾いている環境にもよるが。
- デザインは3つの中で一番コンパクトなので気に入った。
- タッチパネルが慣れるまでは使いにくそう。タッチした時の反応が気になるが店員さんは絶賛していた。
カシオ CELVIANO 「GP-310」
- タッチはやや軽めな印象。弾きやすい。カワイよりも軽めか。
- 音は3機種の中で一番好きだった。本物に近くてずっと弾いていたくなる。
- デザインもかっこいい。
- 天板が開閉できる構造になっている。ただ、この場所にはよく楽譜や本を置くので開けなくなるかも。
CASIO (カシオ) / GP-310BKブラックウッド調
候補を1つに絞るが、決断できず
最終的に、購入しようと思った機種は
カワイ PIANO 「CA78」
です。理由はタッチが一番好きだったから。タッチパネルや高音の響きは気になりましたが、やはりタッチの良さには変えられません。
ヤマハはすべてがちょうど合格点ぐらいといった感じ。ヤマハのCLP675と最後まで迷ったのですが、増税前にこのピアノが売れすぎて在庫が全然ないとか。早くても11月下旬になるようでした。11月下旬までは待てなかったため、残念ながら選択肢から除外。
総合的にはカシオGP310が一番気に入ったのですが、音がいいのはあくまでも「天板を開けているときかな」と思いました。我が家では楽譜置き場がないので、楽譜はピアノの上に置いています。この習慣をやめればいいのですが!おそらく、この天板は閉じたままになってしまうかな。一番気に入ったのですが、残念!
最終的な結論は?
いざ購入と決断したのですが、購入ぎりぎりになって躊躇してしまいました!!
理由は、サイズ。具体的には横幅です。
今回、選んだ3つの候補機種すべてが、横幅約145cmくらいあります。
我が家の電子ピアノ置き場のスペースは横135cm!約10cmはみ出してしまいます。
現在使用しているヤマハクラビノーバCLP170は横幅約135cmで、このようにピッタリなのです!
結局、サイズがどうしても気になって、購入に踏み切れませんでした。ルンバも通りにくくなってしまう。
最近の電子ピアノの傾向としては、鍵盤の上にある細々したボタンを無くしてスッキリさせた作りになっています。ボタン類はまとめてピアノの左端に配置するものが多く、そのために横幅は今までよりも長くなってしまっていました。カッコよくスッキリとはしたのですが、横幅が飛び出てしまうのはちょっと抵抗がある。
※いろいろ探してみると、横幅が140cm未満のものもありました。
最終的には修理をお願いした
迷った挙句、今回は修理をお願いしました。新機種購入は次回のお楽しみになりました。
修理業者の方に見てもらったところ、不具合のあった「ミ」の鍵盤には破損があったそうです。原因は経年劣化。
念のため下の「ミ」から2オクターブ上の「ミ」まで21個の鍵盤(前回交換した鍵盤一つを除く)も新品に交換してもらいました!1本約500円ですので、これだけで約1万円です。
ここに技術料1万円と出張費3000円をプラスして、約23000円の出費となりました。
修理して生まれ変わったCLP170。大事に使っていきます。
ちなみに修理したことで、息子がピアノを弾く頻度が5倍くらいに増えました!
あと3年くらいはCLP170と一緒に過ごしていきたいです。
30万円弱の新品買い替え費用が浮いたので、その分を何かに使おうかな?いや、数年後の買い替えのために貯金ですよね。