書評

【書評】メモの魔力(前田裕二)一行のメモが一生を変える!

本日ご紹介する本は、SHOWROOM前田裕二さんの著書「メモの魔力」です。

前田さんは、今最も注目されている企業家であり、メモによって人生を変えてきた方です。

編集は箕輪厚介さんですので、さらに期待が高まります。

それでは、本書を読んで得た3つの気づきについてご紹介します。

1.前田流メモの仕方

最初の章では、前田さんがいままで実践してきたメモの方法が書かれており、この章を読むだけでそのエッセンスを学ぶことができます。

前田流メモ術では「ファクト」「構造化」「抽象化」「転用」などの言葉がでてきます。これらを順に行っていくが重要になります。

私自身もわりとメモをとる方ですが、実践していたのは「ファクト」とせいぜい「構造化」まで。この後の「抽象化」と「転用」がメモ術の肝ですので、大事なところが完全に抜けていました。

「ファクト → 抽象化 → 転用」の順に書く

原則として、ノートは見開きで使います。

左側のページの左端から5分の1ぐらいのところに縦線を引いておきます。右側のページには真ん中あたりに縦線を引いていておきます。

左ページ → 左側に「標語」、右側に「ファクト」をかきます。

右ページ → 左側に「抽象化」、右側に「転用」をかきます。

具体的には次のように進めていきます。

ファクト

まず、左側のページの広い部分に「ファクト」と書きます。「ファクト」とは客観的な事実のことです。「会議で交わされた会話の内容」など自分の琴線に触れた内容や、具体的な情報をメモします。

マインドマップ的に、キーワードを書いたら、その関連ワードを周りに書いていくのもおすすです。

構造化

次に「構造化」をします。あらかじめ、左ページの左から5分の1くらいのところに縦線を引いておき、先ほど書いた「ファクト」の左側に「標語」を書きます。ファクト欄に書いた内容をグルーピングして、「要は何の話か」というエッセンスをまとめてひと言で表現してみたり、、キャッチーなネーミングをしたりします。

抽象化

続いて、右側のページに移ります。右ページの左側には「抽象化」した要素をかきます。さきほどの「ファクト」で書かれている具体的な内容を「抽象化」します。

転用

最後に、右ページの右側に「転用」の要素を書いていきます。抽象化した気づきを、別の何かに適用して実際の行動を変える要素を書いていきます。「これをこう変えてみよう」という、実際のアクションにつながるところまで、落とし込んで書くことが重要です。

このような、「ファクト→抽象化→転用」という一連の流れが、知的生産メモにおける最大のポイントです!

4色ボールペンを用いた「色分け」がメモ力UPにつながる

メモを書くときには「4色ボールペン」を使います。

「黒」・・・普段使いの色

「青」・・・やや重要なこと、引用、参照

「赤」・・・最重要なこと

「緑」・・・自分が思ったこと、主観的な発想

というように意味を持たせています。

私も本を読むときは、かならず3色ボールペンをつかって、線を引きながら読んでいます。昔読んだ、齋藤孝さんの「三色ボールペンで読む日本語」から学んだ方法です。しかし、最近、「緑」を使うことがなくなっていましたので、復活させてみたいと思います。

「緑」を使うことで、自分の意見の構築や発信力が上がることが期待できるからです。

ファクトを書きながら同時に緑色で主観を書き込む癖をつけると、自分の意見をスピーディーに構築・発信する力が急速に増します。

 

2.メモで思考を深めるためには「How」と「Why」が重要

前田流メモ術の柱は「抽象化」です。

第二章では、前田さんがどのように「抽象化」しているか、その整理のプロセスが紹介されています。

大切なのは「問いかけ」です。自分自身に「How?」「Why?」を投げかけていくことが重要になります。

「How」どんな特徴があるのか?

目の前の現象には、どんな特徴があるのか、ということを深堀して考えていく方法です。

まず目の前にある現象についての特徴「ファクト」を書き出します。

そして、その特徴をもとに、「抽象化」→「転用」

本書では「ポケモン」の例があり、分かりやすいです。

特徴・・・ポケモンというゲームにおいては、それぞれのモンスターに属性があり、属性に応じた攻撃を仕掛けることによって、効果が増大する。

抽象化・・・相手に応じて攻撃方法を変える

転用・・・就職試験の面接でも、面接官の特徴に応じて、話すエピソードを変えるべき

ポケモンゲームの考察から、就職面接の秘策が出てきてしまうのに驚きました!

つづいて、「How」よりももっと重要な「Why」についてです。

「Why」ヒットした理由・刺さった理由は?

ある商品がヒットした理由や、自分の琴線に触れた内容について、深堀していきます。

なぜヒットしたのか?なぜ?自分の心に刺さったのか?を突き詰めていく方法です。

本書では映画「カメラを止めるな!」についての例があり、こちらも分かりやすいです。

ファクト・・・出演者は無名俳優のみ、かつ、300蔓延という低予算でつくられたのにもかかわらず(中略)その後も上映館数を拡大し、興行収入も大作に並んだ。

抽象化・・・①ヒットには落差が重要(製作費をかけていないのに面白い)②ヒットには共感も重要

転用・・・SHOWROOMのキャンペーンにも、落差と共感を入れ込む。

ここまで、具体的にできると楽しくなってきますね!

あらゆる具体的な事象にたいして、「どんな特徴があるのかな?」「なぜヒットしたのかな?」「なぜ自分の心に刺さったのかな?」とということを癖にしていき、さらにこの気づきを他に「転用」していくことが重要になってきます。

3.自己分析ノートを経て「夢」をかなえる

さて、メモの魔力についてのエッセンスを学んだら、これを「自分がなにをやりたいのか」に利用していきましょう。

「自分とは何か?」「自分が本当に望んでいるものは何か?」という本質に迫ります。

自分を知り、自分の望みを知らないまま、どんなビジネス書を読んでも、どんなセミナーに行っても、まず何も変わらないでしょう。

やや厳しめの言葉ですが、その通りです。逆に「やりたいことが明確な人」は最強です。ここは頑張りたいところです!

私が行った自己分析はほこり程度の量だった

前田さんは就職活動のときに、「自己分析ノート」を30冊ほど書いたそうです!!

すごいです!

希望の就職先の内定を勝ち取るために「自分を徹底的に深堀した」そうです。

私も、転職のときに「自己分析ノート」を結構かきましたよ!自分ではかなり、頑張ったと思っていました。量はノートにして3~4冊程度だったと思います。

前田さんの実践した量とは桁が違います。

やはり重要なのは「量」ですね。

自己分析1000問にチャンレジしよう

本書の巻末には、自分を知るための【自己分析1000問】が掲載されています。

1000問です!ものすごい量ですね。

実践すれば、確実に自分のやりたいことが見つかるはずです。

やや体育会系のノリですが、早ければ、100問くらいで、もうやりたいことが見えてくる人もいるそうです。

この【自己分析1000問】に取り組む際、注意点がありますのでまとめておきます。

かならず「抽象化」をする

前田流メモ術にもあった「抽象化」がここでも重要です。

  1. 自分の意識に目を向ける(具体化)
  2. Whyで深堀する(抽象化)

かならず②まで行いましょう。

「自分の長所は何か」「自分が好きだったことは何か」、などを書き出したら、「なぜそのような長所があるのか?」「なぜ好きだったのか?」と深く深くツッコミをいれていきます。

「では具体的に何をするか」まで書く

「抽象化」までいけたら、あとは「転用」です。

「具体的に何をするか」という「行動」まで落とし込めれば、夢が実現に近づきます。

「じゃあ5分後に何をするのか」「今できることは何か」まで考えることで、前に進むことができるからです。

「転用」は本当に大切ですね。正直、ここまでの「自己分析」をしたことはありませんでした。私も頑張ってみます。

まとめ メモの魔力で夢の実現をしよう

本書の最後には、「メモで夢をかなえる方法」が紹介されています。

メモの方法を学び、日常のあらゆることをメモする。メモを自己分析に使い、やりたいことをみつける。メモで「夢」を書き出し、その夢を実現する。

メモで人生が変わると思うと、ワクワクさせられます。

本書を読んで、「メモすることを習慣にし、自分の夢を実現していきたい」と強く思いました。

私自身、さっそくノートを購入しました!「メモ」によって人生にどう変化が現れるか、ご報告できる日を楽しみにしています!

▲モレスキンの方眼ノート(ラージ)

 

P.S. 購入後、もう少し大きめのノートでもよかったかな?と感じています。

「メモの魔力」おすすめです!

 

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