久しぶりの家族旅行です!
群馬県の伊香保温泉に4歳と8歳の息子も連れて、一泊二日で行ってきました!
今回は、「竹久夢二伊香保記念館」について、ご紹介したいと思います。
ちなみに私は、竹久夢二さんについては全く興味をもっていませんでした(すみません)。
名前を聞いたことがあるくらい、作品をちょっと見たことがあるくらいです。
今回、妻が行ってみたいということで、一緒に記念館に訪れたところ、今回その作品のすばらしさに心打たれました。
全くの無知でしたが、感じたところが大きかったので、ご紹介させていただきます。
竹久夢二とは
竹久夢二は「美人画」で有名な画家・詩人で、大正時代を象徴する画家として活躍されました。
数多くの作品を残し、恋と旅を重ね、ドラマチックな生涯を送ったとして知られています。
「黒船屋」という黒い猫と女性を描いた作品が有名だそうです。
今回訪れた「伊香保記念館」には、夢二の代表作である屏風絵「榛名山賦」が展示されています。不思議な力に引き込まれるような感覚がありました。心が打たれました!
竹久夢二記念館はなぜ伊香保につくられたのか?
「竹久夢二伊香保記念館」は、夢二がこよなく愛した伊香保の地に建つ記念館です。
夢二が伊香保の地に足を運ぶようになったのは、1人のファンであった加藤ミドリさん(当時12歳)からのファンレターがきっかけでした。
その当時の手紙も1階に展示してありました。
たびたび伊香保を訪れた夢二は、45歳で、榛名湖畔に美術館け建設することを思い立ちます。47歳で建築に着手しますが、完成を待たずに51歳の若さでこの世を去ってしまいます。夢二の残した熱い想いを形にしようと昭和56年にこの地に記念館が建設されたそうです。
「大正ロマンの森」と呼ばれる敷地内には趣の異なる施設が点在しています。本館「大正ロマンの館・黒船館」では、16,000点におよぶ収蔵品の中から、代表的な美人画、デザイン画、版画、スケッチ帳、書簡など、様々なジャンルの夢二作品を、年に数回、展示替えを行いながら紹介しています。
「竹久夢二伊香保記念館」の外観と入館料
伊香保温泉中心街(石段のあたり)から車で5分ぐらいのところにあります。
車でアクセスの場合は、「渋川・伊香保IC」で降りて一般道で約20分で到着できます。
入り口は狭いですが、しばらく進むと広い駐車場があります。
建物はとても趣があって、しっとりとしたたたずまいが印象的。庭もきれいに手入れされて別世界に来たようです。
入館料は子供は無料、大人は本館のみの場合1人1800円です。別館まで見る場合は2200円となっています。
ちょっと高いなぁと思いましたが、せっかくの機会なのでしっかりと見学してみました。
ちなみに、今回宿泊したホテル「伊香保温泉とどろき」では竹久夢二記念館の入館料が300円分の割引きになるチラシが置いてありました。
事前に探せばどこかに割引券を見るけることも可能でしょう。
アンティーク・オルゴールの音色に癒されます!
本館の「大正ロマンの館」では、アンティークオルゴールが展示・演奏されています。本館に入ってすぐ、ちょうどいいタイミングでオルゴール演奏を聴くことができました。
ディスクオルゴールの音色は初めて聞きました。直径60~70cmぐらいの金属製のあなの空いたディスクが、コインを入れることでその重みでゆっくりと回り始めます。
なんともいえない美しいくて柔らかい音色。
そのオルゴールの響きは時間を忘れさせてくれ、まるで大正の時代にタイムスリップしたような感覚を覚えました。ゆったりとした、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
オルゴール鑑賞だけでも、入館料くらいの価値がありました。おすすめです!
本館内の見学 喫茶室もあり!
続いて館内を見学します。
竹久夢二の作品が多数展示されています。
館内はアンティーク調、照明なども非常に趣があります。
かわいらしい原画はどれも目を引くものばかりです。
3階まで上がると珈琲の柔らかい香りが漂ってきました。ここでは喫茶室が準備されており、大正ロマンに浸りながらひと休みすることもできます。見学のみも可能でした。
※大正ロマンとは・・・大正時代の雰囲気を伝える思潮や文化事象を指して呼ぶ言葉
子連れでも大丈夫だったのか?
今回は4歳と8歳の子連れでの見学でした。事前に予備知識も与えずいきなり連れていきました。
正直、子連れでの見学は
う~ん
・・・
厳しいです!!!
あくまでうちの子の場合ですが、子供たちはすぐに飽きてしまって、早帰りたいコールが始まってとても大変でした!
最後にお土産を見るときには、もう収集がつかなくなってしまい、仕方なく私が2人を先に外に連れ出しました。
ただ、オルゴールだけは興味深く聞き入っていました。何かが彼らの心に残っていてくれたら幸いです。
子連れでの見学は、事前に対策を立てないとやや苦労する可能性もありますのでご注意ください。
次回は「伊香保温泉、石段」のことを書きたいです。