書評

【書評】情報だけ武器にしろ。(堀江貴文)常識を捨て未来を見抜け!新時代のアウトプット&インプット術

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ホリエモンこと堀江貴文さんの著書「情報だけを武器にしろ。」がポプラ社から出版されました。

書店で立ち読みした際に「情報は狩りに行け」という言葉が心に刺さりました。こういうフレーズが読者の心を揺さぶるんですね(笑)即購入です。

「多動力」以来、久々のホリエモンワールドに浸りました。とても読みやすくて刺激的な本でした。

 

本文を読む前に

本文に入る前に、知っておかなければならないことが書かれています。

これはめっちゃくちゃ大事です!

本文を読む前に、どうしても皆さんに伝えておきたいことがある。

・・・今の『常識』はフィクションでしかないという事実だ。大学、終身雇用、就職活動・・・・。これらの「常識」とされる人生の一連のステップは、ある種の「集団的な思い込み」にすぎない。社会全体が思考停止に陥ったまま、「当たり前のこと」として受け止めているだけなのだ。

・・・要は、国家や宗教、貨幣など社会には『ルール』があって、皆その中で生きているが、それらはすべて人間がつくり出した思い込み、フィクションにすぎないのだ。

・・・だから、社会が与えるルールや常識なんていうものは、そのまま受け入れず、いちいち疑ってかからなくてはならない。その都度、自分の考えで判断して、自分なりのベストな道を選択するべきなのだ。

つまり、常識はフィクションでしかないから、疑ってかかり、自分の頭で考える。そうすることで、情報に対する意識が変わり、情報を積極的に取り込みそれを武器にしていくことができるということです。

とてもインパクトのある表現ですが、的を得ていると思います!

それでは、私が本書から得た4つの気づきをご紹介します。

1.情報は「狩り」にいけ!

まず、「情報とは、自分から積極的に取りに行くもの」と意識を変えることが重要です。

情報は自分から取りに行くもの

向こうから舞い込んでくるような情報にはむしろ警戒した方がよいと堀江さんは警告しています。

向こうから舞い込んでくるような情報とはいったいどんな情報なのでしょうか?

私が考えるに、テレビから入ってくる情報、新聞をただ眺めている際に目に入ってくる情報、目的もなくネットサーフィンをしているときに入ってくる情報、・・・など、受け身である情報のことだと思います。

向こうから入ってくる情報=受け身の情報

入ってくる情報を待つのではなくて、自分が必要な情報を自分から取りに行く

これを堀江さんは「狩りにいく」というインパクトのある表現をしています。この表現は心に残りました!

狩りに行くための具体的方法として、

・スマホのニュースアプリを使う

・SNSで興味のある人や先を行く人の発信をフォロー

などもあげられています。

そして、ここからが重要です。

堀江さんは、「その『狩り』が終わったら、今度は自分の頭で考え、自分なりの言葉で世界中に発信し、頭の中を整理する癖をつけていく」ことの必要性を説いています。つまり、アウトプットしなさい。ということです。

私自身の実感としても、アウトプットしようという前提がないと、情報が自分のものになりません。せっかく得た情報も覚えた端からほとんど忘れていってしまいます。アウトプットすることで圧倒的に自己成長の速度も加速していくはずですね。

情報をしっかり「狩り」に行き、それをアウトプットして情報発信していくことで、世界から取り残されることなく、日々変化していくこの社会を生き抜く力をつけることができます。

「情報を狩りに行く」。しばらく頭から離れない言葉となりそうです!

シャワーのように情報を浴びろ

使える情報を手に入れるためには、「質より量」。

シャワーのように情報を浴び、圧倒的な量のインプットをすることが重要です。「情弱」になって損をしないためにも必要なことだと感じました。

一度インプットしたことは、必ずどこかで役に立つと信じています。たとえ、忘れてしまっても情報はインプットし続ける。

読書にしても同じです。忘れたとしても読書は続ける。忘れてしまうから読書をしないというのはもったいない。読んだ内容、インプットした内容はいつかどこかで、(ときにはインプットしたことに気づかないままかもしれませんが)役に立っているはずです。

私自身、子どもが小さいときに「本の読み聞かせ」をたくさんしてきました。まさに「シャワーのように言葉を浴びせる」というものです。その効果は即効性のあるものではないかもしれませんが、いつかどこかで役に立つ、または役立っている!と自負しています(笑)

「情報収集のための時間確保」も大切です。

「時間がないから情報収集できない」ではなく、「情報収集は最重要事項」としてとらえましょう。私自身の中でも情報を得ることの優先順位を一番上にしていきたいと思いました。

「忙しくて・・・まだ調べていない。知らない。」は今後「禁句」としていきたいと思います。

2.アイディアは単なる情報のつなぎ合わせ。情報の掛け算で未開拓市場を切り拓く。

「アイディアなんて、ただの情報のつなぎ合わせ」

私も同じ考えです。世の中でいわゆる独創的なアイディアといわれるもののほとんどは、すでに存在している情報を上手につなぎ合わせたものに過ぎないと考えています。

もちろん、本当にすごい発想やアイディアというものもあるのかもしれませんが、それを私自身が生み出すのはとうてい無理な話。

であるのなら、情報を大量に収集し、それらの情報を掛け合わせる作業を日常的にしていくことが重要だと思います。

アイディアを出すためには、もとになる個々の「情報」のストックが絶対に必要です。その情報を掛け合わせ、新たなアイディアを生み出していきたいです。

さらには、情報を掛け算して、未開拓市場を切り拓いていくことも可能になります。例えば「経済にめっちゃ詳しいアイドル」が売れた時代がありました。「経済」と「アイドル」の掛け算ですね。世の中の人が意外だと思う組み合わせはブレイクする可能性を秘めています。

「情報を掛け算」することで、面白いアイディアが生まれそうです!

3.アイディア自体には価値はない。行動してこそ価値が生まれる。

誰かが何かを成功させたとき必ず聞こえてくる声があるそうです。

「それ俺も考えていたんだよね」

「そのアイデアだったら誰でも思いつくよね」

といった負け惜しみの声です。

こういった声が出てくるのは実は当然のことで、アイデアというものは所詮、だれでも思いついているものなのです。

アイデアはそれ自体に価値はなく、パクられたらそれでおしまいです。

「重要なのはアイデアを実践すること。行動に移すこと。」なのですね!

アイデアは、自分で実現してこそ価値がある。

そこまでやることが『アウトプット』である。

これは久々に心に響いた言葉でした!

 アウトプット=アイディアの実現

やはり、何事も「行動」してこそ意味があります。斎藤一人さんもよく「この星は行動のほしだから・・・」という話をされているのを思い出しました。

「アイディアは実現してこそ価値がある!」常に自分自身に語り掛けていこうと思いました。

おわりに

いつも思うのですが、ホリエモンの言葉にはエネルギーがあります。

その理由としては、「ズバッと的を得た主張」と「しっかりとした根拠」、そして「その主張を補う事実」が書かれているからだと思いました。

【あとがきに代えて】にあった次の言葉にも勇気をもらいました!

自分の可能性を狭めてしまう常識に価値はない。

誰かが勝手につくった既存のルールなんて守る必要はない。

自由に生きることが幸せな人生なのだから

「情報だけ武器にしろ。」おすすめです!

数学・統計学
シグマ先生
数学講師/Udemyベストセラー講師/数学の苦手を治します/塾・予備校・高校講師歴20数年/分かりやすい解説/偏差値40から65へ/数学検定対策/数学で困っている人の役に立ちたい

妻・子供2人と4人暮らし。週末はキャンプやスキー、温泉旅行などアクティブに活動中/数学検定1級
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