数学検定

なぜ数学を学ばなければならないのか?数学を学ぶことで得られるメリットをご紹介

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数学を学ぶことについて、疑問を持ったことのある方は多いのではないかと思います。

「なぜ数学を学ばなければならないの?」

「微分積分なんて日常生活で使わないじゃん」

こういった声が聞こえてきそうです。いったい、私たちはいったい何のために数学を学ぶのでしょうか?

5つの視点から「数学を学ぶ」理由をまとめてみたいと思います。

やや抽象的ですがご容赦ください。

(1)問題解決能力が養われる

数学を学ぶ大きなメリット一つ目は「問題解決能力が養われる」です。

例えば、日常生活の中で何か問題が生じた場合、次のような問題解決能力が重要になってきます。

まずは、今現在、わかっていることは何か、わからないことは何か、解決しなければならないことは何か、などの点をはっきりさせます。

次に、問題の本質的な部分は何か、使える道具や手法はどんなものがあるのかを明らかにし、問題可決のための指針を立てます。

そして、実際に問題解決をしていきます。その際、ある方法を試してみてだめだったら、その原因を考え、今度は別の方法を試してみるなど試行錯誤も必要となります。様々な可能性を検討しながら、試行錯誤を繰り返し、問題を解決していくのです。

これはまさしく数学で問題を解く際のプロセスと同じなのです!数学の問題に取り組む経験を重ねることで、問題解決能力を大きく伸ばしていくことが可能だと思います。

(2)論理的思考力が身につく

2つ目は「論理的思考力」です。

数学は矛盾のないきちんとした理論体系からなる非常に美しい学問です。

そして、この数学を学ぶことによって、筋道をたてて論理的に考える力「論理的思考力」を身につけることができます。

この「論理的思考力」を身につけると、例えば人に話をする際も話に説得力がでてきます。文章にも説得力が生まれます。きちんと順を追って論理的に説明することで、相手を納得させることも可能になります。

また、論理的思考力によって複数の選択肢から最良のものを選ぶ能力も磨かれます。選択肢のメリット・デメリットをきちんと比較し、そのときの条件に最も適するものを、感情によらずに選んでいく癖が身につくはずです。

逆に論理的思考力がないと、様々な選択肢を深く考えずに感覚で選んでしまうことにもなりかねません。

AだからB、BだからCと順序立てて考えていくのが数学です。感情に流されず、きちんと筋道を立てて考える力「論理的思考力」を、数学を学ぶことによって養っていくことができます。

(3)実際に役に立つ(頭も良くなる!)

AIの到来などにより、これからの時代はより一層高度な産業が世界を支えていきます。それらの技術の基礎になっているもの、研究のための道具になっているものが数学です。

数学は、自然科学、工学、医学などの科学技術の分野ばかりでなく,経済や社会生活のなかでも広く使われています。

たとえば、ミクロ経済学、金融工学などは実際に数式を使って記述されており、数学の知識なくしてはその理論をきちんと理解することができません。

また、日常生活でも数学が役に立つ場面はたくさんあります。

割合の問題、速度の問題、確率的なものの見方、集合の考え方、統計的な知識、お金の計算、暗算能力、計算能力・・・数学が役に立つ場面を数えあげていけばきりがありません。

これからの社会では数学的なものの見方・考え方はますます重要になってくるはずです。

(4)文化として学ぶ(楽しいから学ぶ!)

人間には、未知のものを知りたい、あることがらについてもっと深く知りたいという欲求があります。

学ぶということは人間本来の欲求の一つだと思います。その欲求は一度満たされたら終わりというような単純なものではありません。

「学ぶことによって、新たな発見や感動があり、さらにまた学びたくなるのです。」

人間は学ぶ欲求を持ち続け、学ぶことを楽しむことができる唯一の動物です。

数学は、数千年の歴史をもつ最も古い学問の一つです。過去、何人もの数学者が試行錯誤を繰り返し、数学という理論体系を築きあげてきました。

数学という無限の広がりをもつ世界を学ぶことで、心ときめくような驚きや発見、解けたときの感動があるはずです。

「面白い」と感じる感覚は人それぞれですが、真剣に数学と向き合えば、誰もが「数学」の美しさや奥深さに魅了されるはずと信じています。

数学を学ぶことで視野を広め、世界を広げていくこともできるはずです。

数学を通して、「学ぶことの楽しさ」「本質を見極める面白さ」を存分に味わってほしいと思っています。

究極的には「楽しいから学ぶ!」

これでいいのではないかと最近は思っています。

(5)自分なりの「数学を学ぶ理由」を考えておく

数学を学ぶのにどんなメリットがあるといわれても、自分自身が納得できる理由がなければあまり意味がありません。

「これから数学を勉強していく」という方は、自分なりに、数学を学ぶ理由を書きとめておきましょう。

単位を取りたいから、頭の回転を速くしたいから、問題を解くのが楽しいから、検定試験に合格したいから、就職で必要だから、・・・

どんな理由でも構いません。

今まで「数学は勉強しても役に立たない」と思っていた人が、数学を学ぶ意義を少しでも見出してもらえたら幸いです!

 

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数学・統計学
シグマ先生
数学講師/Udemyベストセラー講師/数学の苦手を治します/塾・予備校・高校講師歴20数年/分かりやすい解説/偏差値40から65へ/数学検定対策/数学で困っている人の役に立ちたい

妻・子供2人と4人暮らし。週末はキャンプやスキー、温泉旅行などアクティブに活動中/数学検定1級
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