こんにちは。
今回ご紹介する本は、怒涛のような人生を過ごしてきた、幻冬舎の編集者、箕輪厚介さんの著書「死ぬこと以外かすり傷」です。
箕輪厚介さんは、『多動力』堀江貴文 、『メモの魔力』前田裕二 、『日本再興戦略』落合陽一など、編集書籍を次々とベストセラーに導く凄腕の持ち主。
本書は、そんな箕輪さんの、考え方・生き方・魂が詰まった一冊です。
本書を読むことで、間違いなくものすごいエネルギーを得ることができます!
それでは、私の心に刺さった5つの点についてご紹介していきます。
1 今やれよ!
やりたいことがあるのであれば「今すぐにやるべき」です。
今回、一番心に響いたメッセージです。
やりたいことがあるのに、「まだ準備ができていないから」とか「今はまだ実力がついていないから」とやることを後回しにしている人が実に多い。
私自身もその一人です。
「しっかり準備し勉強してからやろう」こんなふうに考えていたら、いつまでたってもやりたいことはできません。
野球をやりたいのに球拾いばかりしている、料理人になりたいのに皿洗いばかりしている。今の時代、そんなことをしていても役に立たないし、報われないのです。
やりたいなと思ったことがあったら、まず動く。そして、周りの人々のリアルな反応を見ながら、成長していくのが一番早いのです。
2 スピードスピードスピード!
「スピードは熱を生み、量は質を生む」新刊文春編集長・新谷学さんの言葉です。
ありえないくらいのスピード感をもって一緒に仕事をしていくことで、相手との間に熱が生まれます。そして、熱が生まれると、そこには魂が入ります。
本書には箕輪さんのあり得ないくらいのスピードで仕事をするエピソードもたくさん紹介されています。スカッとしますよ。
「まさか3日で書けと言われると思わなかった」「いきなりやってきて『締め切りは3週間後です』と言われたのが一番印象に残っている」「箕輪さんの編集作業はスポーツみたいだった」
「時間がない」ときほど、信じられないような集中力が生まれます。
試験前や締め切り前のギリギリのときにの爆発的なパワーを経験した方も多いのではないでしょうか?
誰にも見えない速さで駆け抜ける。スピード感をもって仕事に取むことを決意しました。
3.量量量!
次の秋元康さんの言葉が印象的です。
「ピカソはなぜ天才か分かるか?多作だからだ」
圧倒的な量をこなすことで初めて見えてくる世界があるのだと思います。
あり得ない量の仕事を抱え込んで初めて分かった。
表面張力ギリギリまでがんばっていたコップの水がザーっと外に溢れたあと、本当の能力が開発されるのだと。
どうにか乗り越えられる量ではだめだそうです。それだと能力爆発は起こりません。
絶対に無理、どんな方法を使っても不可能というくらいの負荷を自分にかける。するとその苦境を乗り越えようという防衛本能が芽生え、人は進化するのです。つまり、進化は「危機」からやってくる!
中途半端ではだめですね。
圧倒的な量をこなすこと。これを今後の課題にしていきます。
箕輪さんの「量だけは裏切らない」という言葉、気に入りました!
誰よりも量をこなすことをしていきます。
4.「やりたい」「行きたい」という言葉は禁句
「やりたい」「行きたい」という言葉と、「やります」「行きます」という言葉には大きな溝があります。
実際に「やりたい」「行きたい」という願望だけでは何の役にも立ちません。
「やります!」と言い切った瞬間に、具体的行動が生まれ、様々なことが動き出します。
突き抜けるためにも「やりたい」「行きたい」という言葉を禁句にしましょう。
まずは一回全力でダッシュし、違うと思ったらやめればいいだけのことです。
「やります!」を口癖にし、片っ端から動いていきます。
5.何か一つの分野で突き抜ける
色々な分野を中途半端につまみ食いしても、器用貧乏になるだけです。
まず大切なことは「何か一つで突き抜ける」ということです。
突き抜けるというのは、一つのことで日本のトップになるということです。中途半端ではだめ。一つのことで1位になると、そこから、横展開が可能になってきます。
昔「2位じゃだめなんですか」という言葉が話題になりました。やはり2位じゃだめなんですね。
1位と2位の間にはとてつもなく大きな差があります。本書では、2位になるのなら100位になるのと変わらないという言葉まで飛び出します。
金メダリストだからこそCMオファーがくることが腑に落ちました。
少し話はそれますが、今の世の中、副業が騒がれていますよね。もちろん副業で突き抜けるのもいいと思いますが、現実的なのは、「本業でずば抜けた結果を出す」ということです。
まずは会社で成果を出す。すると名が売れてくる。その結果、本業以外でも成果が出て、仕事を受けることが可能になってきます。
まず何かにのめり込み、周りが引くぐらい没入する。夢中になって一点突破で突き抜けていきましょう。
まとめ
この本は本当に「熱い!」
本を読んでいる途中なのに、今すぐ本を閉じて行動したくなりました。
人は行動しなければ何も変わりません。大事なのは行動するかどうか。それだけが道を分けます。
行動する人にとって今ほどチャンスの時代はありません。無謀な勝負に出て、偏愛に任せて没入する。そんな人の周りに、金も人も情報も集まってくる理由が本当によく分かりました。
「今やれよ!」
この言葉を、毎日自分自身に向かって投げかけて動きまくろうと思います。
「死ぬこと以外かすり傷」おすすめです!