書評

【書評】あなたの24時間はどこへ消えるのか/スワン著【セルフノートの使い方】

今回ご紹介する本は事業デザイナーであるスワンさんの著書「あなたの24時間はどこへ消えるのか」です。

noteで話題となったスワンさんの記事が書籍化されたもので、スワンさんが自分の時間を取り戻すまでの過程や、セルフノートの使い方、時間泥棒の見つけ方、タスク管理の方法などについてやさしく学ぶことができます。

「独特な語り口」「心を和ませてくれるイラスト」「誇張のないありのままの体験談」などが身近に感じられ、言葉巧みにノウハウを押し付けてくるようなビジネス本とは違った心地よさがありました。

「やりたいことが全然できていてない!」「自分の時間はどこへ消えたの?」と感じている方におすすめです。

以下は時間術に関する本の要約です。よかったら参考にしてみてください。

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この本を読もうと思ったきっかけ

先日、情報共有ツール「Notion」の存在を知り、導入することにしました。

Notionの使い方を学ぶべく、YouTubeの解説動画をいろいろと検索しているときにスワンさんの動画に出会いました。

スワンさんはNotionとGoogleカレンダーを使ってタスク管理をしているそうです。

私自身「最近、時間が足りないなあ」と感じることが多くなりました。

Notionを上手に使いこなし、上手にタスク管理をしているスワンさんの時間術を参考にしてみたいと思い、本書を購入しました。

時間術を学ぶ前に絶対に必要なこと

第1章では、ここでは自分のことを安いもの、価値のないものととらえるのをやめ、自己肯定感を高めていくためのメソッドが紹介されています。

タイトルは「さよならタイムセール」

なかなかインパクトのあるタイトルですね。

しかしこのままではあなたの時間が、あなた自身の手によってタイムセールで売りに出され続けてしまいます。そして破格で売り出されたあなたの時間は、さまざまな人やビジネスに絡め取られ淡々と消費されていくのです。(P37)

自分を大切にできれば、時間も大切にできる

この章では、時間術を学ぶ前に絶対に必要な「自分自身を知る」ことの大切さと、セルフノートを使った自己分析の方法がまとめられています。

自分自身を「安いもの」「価値のないもの」ととらえていると、どんなに効果的な時間術を試したところで、うまくいきません。

自分を大切にできないということは、自分の時間も大切にできないことですからね。

そこで、まずは自分自身のことを知り、認め、自己肯定感を高めていくことが大切になります。

セルフノートと赤ペン先生

本書で紹介されている「セルフノート」を使った自己分析の方法はおすすめです。

頭の中に浮かんでくることを紙に書きだしたり、最近感情的になったことを書きなぐっていきます。

私もさっそくやってみました。いろいろなことが頭に浮かび、気がつくとノート7、8ページも書き連ねていました。

正直、辛い部分もありましたが、頭の中がスッキリとした感覚も得られました。

 

書き終えたら少し時間をおき、自分が書いた内容に赤ペンでコメントを加えていきます。

「赤ペン先生」の登場です。

赤ペン先生になったつもりで、自分自身が書いたメモに返事を書いていくのです。

「それ、いいね!」と自分を褒めたり、「どんな気持ちだったの?」と質問してみたり、「こう考えたらとうかな」とアドバイスしたり。

 

この赤ペン先生はすごく効果的でした!

第三者の目で、冷静に自分の思いを分析する機会はなかなかないですからね。

「あ、そうだった!」とか「視点が偏っていたな」など落ち着いて自分自身の気持ちと向き合えうことができました。

そしてなにより、赤ペン先生から褒められると、本当に癒されます(笑)

 

不安や喜び、怒り、コンプレックスなどをセルフノートに書いていくことで、頭の中がスッキリとしてきます。

赤ペン先生の力を借りることで、自分を大切にしていこうという気持ちになれました。

マインドは大切ですね。

時間泥棒の正体を探り強制退去「スマホアプリを消す」

第2章では、私たちの時間を奪う「時間泥棒」の正体を探っていきます。

月に何時間スマホを使っているのか?

まず、確認すべきなのがスマホの「スクリーンタイム」です。

私はそれほどスマホを使っていないと思っていたのですが、スクリーンタイムで調べてみたところ、先週の平均は1日「2時間15分」でした。

毎日2時間以上もスマホに触っていた。

1週間だと15時間程度!

1ヶ月だと60時間以上!

ショックだったのは、60時間のスマホ使用で得られたものがほとんど思い浮かばなかったことです。

「自分は、1ヶ月で約60時間もの貴重な時間をスマホに時間を奪われていた。これだけの時間があれば、やりたいことがいくつもできたのに。」

「時間がもったいない」という気持ちでいっぱいになりました。

 

私の主な使用アプリを調べてみたところ、一番多く時間を使っていたのはYouTubeでした。

毎日YouTubeを2時間近くも見ていたんだと思うと、なんだかむなしい気持ちです。

本書によると、大部分の人が1日4~5時間をスマホに使っていて、多い人だと7~8時間というケースも珍しくないそうです。

私はまだ少ない方ですが、それでもショックを受けました。みなさんはどうでしょうか?

まずは自分自身が毎日スマホに何時間触れているかを調べてみることは、時間を生み出すために必要ですね。

iPhoneの場合、ホーム画面で右にフリックするとスクリーンタイムをみることができます。みなさんも勇気をだして調べてみて下さい。

スマホアプリを消す!

そして、このあと出てくるのが「スマホアプリを消す」こと。

「そうきたか!」

「制限じゃなくて消さなきゃいけないんだ!?」

と心の中で叫びました。

スワンさんはTwitterやInstagram、Facebookはもちろん、Gmailなどのメールアプリも消すように勧めています。

さらに、SlackやMessengerなどのメッセージアプリ、ニュースアプリ、YouTube、Netflixなど、とにかく片っ端から消すのだそうです。

無理でしょ!

と突っ込みを入れている自分がいました。

でも、今使っているものが本当に必要なのかを考えるきっかけになりました。

よく考えてみれば、Twitter にしても FacebookにしてもYouTubeにしても、何年か前は全く見ていなかったよな・・・。

スワンさんがおっしゃっているように、実際には、スマホアプリのデータはクラウド上に保存されているので、アプリを消したとしても、データが消えることはありません。

必要になればいつでも戻すことができます。

 

それでも、消すとなると勇気が入ります。

でも「ここで消さなければ、今の生活を変えることはできない。」と思い、勢いでいくつかのアプリを消してみました!!!

 

消して、消して、消しまくります!

・・・・・

いちばん時間を使っていたYouTubeアプリも消しました!!

・・・・・

・・・・・

TwitterとGmailは消せません(泣)

だって必要なんだもん。

 

本書で述べられている通りに色々なアプリを消し、自分の好きなYouTubeアプリも消しましたが、意外にもそれほど困ってはいません。

YouTubeみたいという気持ちは湧いてきますが・・・

 

ひとつだけ困ったのは、ヨガ動画を手軽に見れなくなったことです。

最近、YouTube動画を利用してヨガを始めたていたのですが、これだけは困りました。

まあ、スマホでYouTubeを見ないことにすればいいだけなので、ヨガをするときはノートパソコンをリビングに移動させ、ノートパソコンからYouTubeを立ち上げて実践しています。

結果的に大きい画面でヨガ動画を見ることができて快適になりました!

スワンさんは最愛なるTwitterもスマホから消し、Twitterは基本的にパソコンから朝と夜の10分間だけ見るようにしたそうです。

おかげで、移動中は本を読んだり、ゆっくりと街の風景を眺めて仕事のアイデアを考える時間が増えたそうです。すばらしい!

この章では、スマホアプリ以外にも減らすべきものがたくさん紹介されていますので、是非参考にしてみてください。

人生を進める1週間の使い方

第3章は「人生を進める1週間の使い方」についてです。

次の3点が新たな気づきとなりました

  1. すべてのタスクを同等に扱う
  2. タスクは親子で管理する
  3. タスクは1週間で管理する

順番に見ていきましょう。

すべてのタスクを同等に扱う

1つ目の気づきが「すべてのタスクを同等に扱うこと」です。

タスクというと仕事のことを真っ先に考えてしまいがちですが、本書では、仕事、やりたかったこと、趣味、スキルアップや勉強、などすべてを同等に扱うことを勧めています。

なぜならば、仕事のことしか管理していなかったら、終わるのは仕事のことだけになってしまうからです。

たしかに!

自分の人生は仕事だけではありませんよね。

仕事、家族、趣味、健康、学び、友人関係、健康、お金

これらの分野の満足度をバランスよく高めていきたい。

だから、さまざまな分野のタスクを同等に扱っていこうと思いました。

スワンさんは公私をひっくるめてタスクを「本業」「副業」「やりたいこと」「雑務」の4つに分類し、管理しているそうです。

タスクは親子で管理する

2つ目の気づきが「タスクを親子で管理する」という点です。

例えば「資料作成」を親タスクとすると、子タスクは「下調べ」「データーの流し込み」「デザイン調整」「一次チェック」「修正」などが該当します。

「資料作成」だけだとあいまいでかかる時間も読みにくくなります。

ところが、親子のタスクにすることで、リアルな工数が実感できるようになるのです。

親のないタスクは危ない!

それはとっかかりやすい親タスクの頭だけにバラバラと触れるだけで、結果的にどのタスクも終わっていないという最悪の事態を迎えることです。

全体的にタスクが終わっていないというのは脳のメモリをかなり消耗するそうですので、気をつけたいです。

タスクは1週間で管理する

3つ目の気づきは「タスクは1週間で管理する」という点です。

私の場合、1日の始めに「今日のタスク」を確認していました。

でも1週間単位で管理した方が見通しが立てやすいし、振り返りやフィードバックの効果も上がりそうです。

スワンさんは毎週月曜日の朝、時間を取って今週1週間のタスク内容の仕訳をするそうです!

まず、仕事もプライベートも含めた全ジャンルのタスクをすべて書き出し、一つひとつのタスクをざっくり親子にしてきます。

そして、それを1週間の予定に入れていきます。

ここでちょっとしたコツがあるのですが、そのコツに関しては本書をお読みください。

想定外の仕事や雑務に対応するため、週末にいくにつれ、タスクの量は減らしていく点も参考になりました。

この一連の作業をNotionにまとめる様子がYouTube動画で紹介されていて、とても参考になりました。

Notionを使うと1週間のタスクを横方向に見ることができ、しかも移動や削除が自在にできるので便利ですね。

まとめ

本書にはスワンさんが自分自身を向き合い、いつのまにか失っていた時間を取り戻していく様子が、リアルに書かれており、とても親近感を覚えました。

あとがきにあった言葉「週末の楽しみは平日に、定年後の夢は今年に」は刺さりました。

自分の失われた時間を取り戻し、週末も定年も待たない「新しい生き方」をしていきたい!と強く思いました。

さっそくNotionに今週のタスクを作成中!

みなさんも、本書を読んで、ぜひ自分自身の大切な時間を取り戻してみませんか?

「あなたの24時間はどこへ消えるのか」おすすめです!

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