住宅ローンの負担は少しでも減らしたいものです。
ローンの金利は、たった0.1%の違うだけでも、将来的に支払う金額が50万円以上も変わってくる場合があります。
実は、私が契約している住宅ローン金利は「かなりの低金利」です。
これよりも低い金利でローンを組んでいる人は、私の周りでは見たことがありません!
今回は私が契約している「ソニー銀行」の住宅ローンについてご紹介します。
後半では「住宅ローン0.1%の金利差で総支払額はどのくらい変わるか」シュミレーションもしてみましたので、参考にしてみてください。
我が家の住宅ローン「現在の金利と毎月の支払額」
我が家では、2016年にセキスイハイムで家を建てました。
その際、利用したのがソニー銀行の住宅ローンです。
地方銀行やろうきんの金利は高め
住宅ローンを検討するにあたって、まずは地元の銀行の金利を調べました。
私の住んでいる長野県では「八十二銀行」が有名で、住宅ローンも八十二銀行で、という方が多いです。私も、当然この銀行でローンを組むものだと思っていました。なにより、安心感があります。
しかし、2016年の時点では、八十二銀行の住宅ローン金利はそれほど良くありません。
確か10年固定で1.3%程度、変動金利でも1.0%くらいだったと思います。住宅メーカーの担当者は、交渉次第で変動金利0.9%くらいにはなるとのこと。しかし、それでもまだ高いです。
ろうきんなども調べてみましたが、八十二銀行と同じか、やや高めといった感じです。
地銀やろうきんの金利は高めなので、ネット銀行で金利の低いローンを探すことにしました。
住宅メーカー担当者も地元の銀行を勧めてきた
セキスイハイムの担当者は、当時、あまりネット銀行について詳しくありませんでした。当然のように「八十二銀行」の住宅ローンを勧めてきます。
地方でもあるので、おそらく、ほとんどの方が地銀を利用しているのでしょう。
もしかしたら、なにかつながりがあるのかもしれませんね。
私は「ネット銀行でいいから、もっと低い金利の住宅ローンを組みたい」ということを担当者に伝えました。
その当時私は、「新生銀行」「住信SBIネット銀行」「ソニー銀行」の口座を持っていましたので、自分でも調べてみました。
ソニー銀行×セキスイハイムで低金利が実現
しばらくして、ローン担当の方から連絡がありました。
「つい最近、セキスイハイムがソニー銀行と提携して、かなりの低金利を実現できますよ」とのことです!
さっそく、チラシを見せてもらえました。
提携住宅ローン金利が「変動金利」で0.489%です!これは朗報です!
実際に契約したときにはさらに金利が下がっており、「変動金利」で0.449%でした!
すごいです。
我が家の場合、単純に計算すると、トータルで支払う金額が、地銀より300万円くらい安くなります!
これは素晴らしい。即決しました!
ちょうどいいタイミングでの提携、本当にありがたいことでした。
現在のソニー銀行の「住宅ローン金利」と「毎月支払額」
ちなみに、この記事を書いている現在(2019年11月)の住宅ローン金利はなんと
変動金利 0.407%
です!もうこれ以上はないというくらいのレベルですね。
ちなみに、我が家は3000万円のローンを35年間で契約しています。
現在、「月々の支払額」は
毎月 76,682円
となっています。
最近は、「住信SBIネット銀行」もかなりの低金利を実現していますので参考にしてみてください。
当時、この「住信SBIネット銀行」か「ソニー銀行」かで迷った時期もありましたが、提携プランが決め手となりました。
ソニー銀行の住宅ローン金利一覧
ホームページで確認したところ、2019年12月の「ソニー銀行」の住宅ローン金利は以下の通りでした。
2019年12月 新規購入で自己資金10%以上(*)
金利タイプ | 固定期間 | 変動セレクト住宅ローン | 固定セレクト住宅ローン | (新規お借り入れ時) | 住宅ローン |
---|---|---|---|---|---|
変動金利 | - | 0.457% | – | 0.757% | |
固定金利 | 2年 | 0.750% | – | 0.650% | |
3年 | 0.770% | – | 0.670% | ||
5年 | 0.850% | – | 0.750% | ||
7年 | 0.888% | – | 0.788% | ||
10年 | 0.970% | 0.570% | 0.870% | ||
15年 | 1.304% | 0.904% | 1.204% | ||
20年 | 1.431% | 1.031% | 1.331% | ||
20年 | 1.431% | 1.031% | 1.331% | ||
20年超 | 1.505% | – | 1.405% |
「変動セレクト住宅ローン」の変動金利は0.457%となっていました。私がログインして自分の契約した金利を確認したところ0.407%でしたので、おそらくセキスイハイムとの提携で0.05%低いものになっています。
この差は大きいです。
ちなみに、右側の列の「住宅ローン」は手数料が44000円と安く抑えられたプランです。その代わり、金利は高くなっています。
「変動セレクト住宅ローン」と「固定セレクト住宅ローン」は借入金額の2%の手数料がかかります。3000万円借りた場合、60万円の手数料が必要です。
このあたりは、シミュレーションをしっかりとしてから、決めると良いでしょう。
金利が0.1%違うと総返済額はどうなるのか
3000万円を35年ローンで組んだ場合の「毎月の返済金額」と「総返済額」、「利子」を調べてみました。
あくまでも、現在の金利がそのまま続いた場合で、端数は四捨五入してあります。
金利 | 毎月返済額 | 総返済額 | 利子 |
0.407% | 7.7万円 | 3220万円 | 220万円 |
0.5% | 7.8万円 | 3271万円 | 271万円 |
0.6% | 8.0万円 | 3327万円 | 327万円 |
0.7% | 8.1万円 | 3384万円 | 384万円 |
0.8% | 8.2万円 | 3441万円 | 441万円 |
0.9% | 8.4万円 | 3499万円 | 499万円 |
0.925% | 8.4万円 | 3513万円 | 513万円 |
1.0% | 8.5万円 | 3557万円 | 557万円 |
1.1% | 8.7万円 | 3616万円 | 616万円 |
1.2% | 8.8万円 | 3676万円 | 676万円 |
1.3% | 8.9万円 | 3736万円 | 736万円 |
1.4% | 9.1万円 | 3797万円 | 797万円 |
1.5% | 9.2万円 | 3858万円 | 858万円 |
1.6% | 9.4万円 | 3920万円 | 920万円 |
1.7% | 9.5万円 | 3983万円 | 983万円 |
1.8% | 9.7万円 | 4046万円 | 1046万円 |
1.9% | 9.8万円 | 4110万円 | 1110万円 |
2.0% | 10.0万円 | 4174万円 | 1174万円 |
2.5% | 10.8万円 | 4505万円 | 1505万円 |
3.0% | 11.6万円 | 4850万円 | 1850万円 |
どうでしょうか。自分で計算していても、表にしてみると驚きです。
もちろん、このままの金利が続いたという仮定での話ですが、ものすごい差ですね。
現在の我が家の金利「0.407%」と「0.5%」を比較しても、トータルで支払う金額が約51万円変わってきます。
地方銀行の変動金利が、この記事を書いている時点で「0.925%」でしたので、これと比較すると、なんと293万円の差となります!
さらに、「全固定1.6%」という商品もありました。この場合と比較すると、支払額の差は700万円でした!
まとめ
住宅ローンをどこで組むのか。「変動」にするのか「固定」にするのか。
いろいろと悩むところではあります。
固定での安心感はありますし、変動金利は金利額決定のたびに少しどきどきします。
しかし、金利差の0.1%を甘くみてはいけません。700万円の差はあまりにも大きすぎます。
現在はソニー銀行の他にも、低金利の銀行がたくさんありますので、是非調べてみてください。
「安心をとるのか、低金利をとるのか」
難しい選択ではありますが、是非シュミレーションだけはきちんと行って、最適な住宅ローンを組んでみてほしいと思います。