この本では計画倒れを回避するための「段取り力」をつける科学的方法について紹介されています。著者のDaigoさんはこの段取り力を使って360分かかっていた海外旅行の準備を1分に短縮したそうです。特に段取り上手になるための7つのテクニックはおすすめです。
何か目標を決めてそれを達成するために計画を立てたけれど、いつもぎりぎりになって慌ててしまう。様々な誘惑に負け、いつも計画倒れになってしまう。計画倒れを防ぎ、目標達成までたどり着きたいと思っている人におすすめです。
科学的に正しい、段取りの方法、計画の立て方について分かりやすく書かれています。
人が意思の力で抵抗できるのは50%程度だそうです。意思の力を使わずに、計画を進める様々なテクニックは即実践できるものばかりです。
段取り上手になる方法を身につけたとしても、そもそものゴールの設定を間違えてしまうと、満足した成果は得られません。本書で紹介されているMACの原則は最もエビデンスのあるゴール設定方法です。
1.if-thenプラニング 「もしXが起きたら、行動Yをする」を決めておく
段取り力を身につけるための最強のテクニックが「if-theプランニング」です。”「もし(if)Xが起きたら、行動Y(then)をする」と前もって決めておくことで、行動に躊躇する私たちの背中を押すというもの。・・・すると、意思の力とは関係なく、自動的に行動を起こすことができ、段取り通りものごとが進んでいくのです。“
私の場合だと、月曜日と木曜日のゴミ出しの日の朝はキッチンの三角コーナー・排水溝の掃除と風呂場の排水溝の掃除をすると決めています。このようにトリガーになる条件をつけることで、段取りが容易に崩れないものになっていくものです。
2.プロセスビジュアライゼーション
“段取りを習慣化するために役立つもう一つのテクニックに「プロセスビジュアライゼーション」が印象に残りました。これはプロセスを細かく想像し、予定に組み込むものです。
“たとでば、「朝起きてから本を1冊読む」では、結果にフォーカスすることになります。そうではなく、「朝、起きたらまっすぐステッパーのところに行く」「ステッパーを踏みながら本を開く」「25分間ステッパーを踏み続け、読み続ける」「終わるころには、読み終わっている」と書くわけです。”
まとめ
著者であるメンタリストDaigoさんは、日々インプットした膨大な情報やスキルを独自の勉強法で体得し、驚異的な成果をあげている方でです。著書は累計なんと300万部。ニコニコ動画は本当にためになり、私も会員になっています。
上に挙げたテクニック以外にもさぼりを計画する「チートデイ」「心理対比+プリコミットメント」「後方プランニング」など科学的に有用な方法が多数紹介されています。これらの方法を身につけることでみなさんの人生が変わるきっかけとなることは間違いありません。おすすめです!