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書評

【書評】自分を変えるノート術(安田修)1冊のノートによる一人合宿で人生が変わる

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・頭の中がごちゃごちゃしている

・忙しくてじっくり考える時間がない

・自分は何がやりたいのかわからない

そんな悩みを解決してくれるのが本書『自分を変えるノート術』です。

タイトルは「ノート術」ですが、実際にはノートを使った「一人合宿」の仕方が本書の主な内容です。

著者はコミュニティ・プラットフォーム「信用の器 フラスコ」代表の安田修さん。

安田さんは日本生命保険相互会社で15年間勤務した後、ノートの力により起業されました。

ノートを使ってじっくり考える「一人合宿」を繰り返すことで、やりたいことが明確になり、会社をやめるという決断に至ったそうです。

安田さんが手がけている「起業支援、オンラインサロン・イベントやセミナーの主催をしたい人をサポートする仕組みの提供、コーチの認定」などは全てここで紹介されているノート術から生まれたものです。

私自身も、本書にある「一人合宿」を実践しはじめてから、頭の中が整理され、目の前のカスミが取れ、悩みや不安が解消されるのを実感しました。

「ノート1冊、30分の投資から人生は変わる」をコンセプトに書かれたすばらしい内容でした!

それでは本書のノート術について、具体的に見ていきましょう。

頭の中身を全部書き出し、脳内にスペースを作る

私たち人間は、頭の中だけでは複雑なことを考えることができません。

例えば次のようなことを考えていたとしましょう。

これをやったほうがいいのかな…

いや、こっちの方がうまくいくかも…

あの人はどう思うかな…

こうなったら、いやだな…

この場合、複雑なことを考えていると思いがちですが、実際には2つか3つのワードが、ぐるぐると頭の中を回っているだけ、というケースがほとんどです。

このような、ぼんやりととりとめのないことを考えているときの脳の活動を「DMN(デフォルト・モード・ネットワク)と呼ぶそうです。

このDMNが活性化しすぎると、注意力が散漫になったり、余計なことを考えすぎて不安にさいなまれるという弊害が生じます。

さらには、脳のエネルギーのほとんどが消費されてしまい、疲れを感じやすくなってしまうのです。

著者は、このような「いくつかのワードが頭の中でぐるぐる回っている状態を」、「考えている」ではなく「悩んでいるだけ」と定義しています。

本書で紹介されている一人合宿では、この「ぐるぐる回っているワード」をノートに書き出すことで、頭の中にスペースを作り出します

脳内にスペースがないと脳のパフォーマンスは明らかに落ちてしまうからです。

例えば、部屋の中が物であふれていたら、行動量も少なくなり、動き出すまでに時間がかかってしまう可能性が高まります。

あるいは、パソコンの中がぐちゃぐちゃでメモリもいっぱいだと、パソコンの本来の力を活かしきることができません。

これと同じように、頭の中にもスペースがないと、考えるという創造的な活動が制限されてしまう可能性があります。

まずは、頭に浮かんだことをノートに書く。

書くことで脳内にスペースが生まれ、より具体的なことや、全く新しいことを考える余裕が生まれてくるのです!

一人合宿のやり方

「一人合宿」は本書のメインテーマです。ここでは、一人合宿のやり方について、その概要をご紹介します。

一人合宿とは

本書では「一人合宿」を、「誰にも邪魔されない、人に会わない環境で、ノートに書きながらひたすら考える時間を持つこと」と定義しています。

静かな場所で、自分の頭に浮かんできたことをノートに書き、考えることで、人生が大きく変わるというのが安田さんの主張です。

ちなみに、安田さんは、年に2〜3回、3日から2週間程度の長期間に及ぶ1人合宿をするそうです。

最長で1ヵ月間連続の1人合宿をしたことがあると言うから驚きです。

ただし、最初からこれだけの時間を確保できる人は多くないでしょう。

本書では、もっと短い時間、30分からできるやり方を中心に、一人合宿の方法が解説されていきます。

一人合宿のポイント

一人合宿のポイントは以下の5つです

  •  初心者にオススメな場所は、カフェ
  •  1人合宿中は、一切の雑務をしない
  •  パソコンやスマホはできるだけ触らない
  •  本も持ち込まない
  •  とにかくノートにたくさん書く

一人合宿は、ノートとペンだけを使い、書くことに集中し、それ以外の事を全て排除した状態で行います。

一人合宿で「考えること」は5つ

1人合宿で「考えること」は次の5つです。

  1. 将来のビジョン
  2. 悩んでいること
  3. アイディア出し、企画
  4. 頭の整理、プレゼン準備
  5. フリーテーマ

これらの項目に従って、漠然と頭の中にあるものを、ノートにどんどん書いていきます。

悩まずに、思いついたことをひたすら書きます!

問題の答えを出そうと頑張る必要はありません。

完璧を目指さないで、どんどん書く。

何か一つでも気づきがあればそれで十分です。

ノートに書いて考えることで、こうれからどうすべきかが明確になってきます。

本格的な一人合宿は3時間から

本書ではまずは30分間ノートを使う一人合宿を勧めていますが、本格的な一人合宿は3時間からだそうです。

3時間と聞くと長く感じてしまいますが、時間を投資するだけの価値はありそうです。

詳しくは本書をお読みいただきたいのですが、3時間以上の本格的な一人合宿では、事前の計画からしっかりと行います。思いつきでは実施しません。

本書では以下の場合について、どのように計画し、実践していくかについて紹介されています。

  • 3時間の一人合宿
  • 1泊2日の一人合宿
  • 3泊4日の一人合宿

私の一人合宿の最長時間は90分ですが、これだけでも大きな気づきが得られました。

いずれは3時間以上の一人合宿をやろうと思っています!

私の実践「一人合宿」

早速、一人合宿を実践してみました。

一人合宿ではやや大きめのA4ノートを使うことが推奨されています。

安田さんが勧めているのとまったく同じノートを購入したかったのですが、すぐに始めることを優先することにし、近所の本屋に売っていた方眼ノートを購入しました!

▲早速A4ノート(方眼)を購入

購入したノートとペンを鞄に入れ、近くのカフェに直行。一人合宿開始です!

本書のやり方にしたがって、30分の一人合宿を試してみました。

▲「一人合宿」頭の中をノートに書く

私の場合、すぐに効果が現れました。

【一人合宿の効果】

・頭の中のモヤモヤが解消されてきた

・その日のやるべきことが明確になった

・新しいアイディアが出てきた

現在まで、一人合宿は4、5回行いましたが、毎回新たな気づきが得られます。

頭の中が整理され、これから自分が取るべき行動が明確になります。

すばらしい効果です!

ノートの使い方

本書ではノートの具体的な使い方についても、詳しく解説されています。

その中から重要だと感じた3つの点についてご紹介されていただきます。

ノートは手書きで書く

本書では、ノートは手書きで書くことが推奨されています。

確かに、パソコンで文字を入力した方が早く記入できるし、楽に感じるかもしれません。

しかし、脳が活性されると言う観点では、手書きのノートに軍配が上がります。

手書きノートの効果の科学的な裏付けについて、詳しく知りたい方は本書をご覧になってみてください。

すべて手書きにすればよい、というものではなく、場合によって使い分けるのがベターだと感じました。

適当でも良いからタイトルを決める

「 今考えてること」 くらいの適当なタイトルでもいいので、 仮のタイトルをつけておくべき、と安田さんは主張しています。

タイトルを決めておくことで、 書くときに制約が生まれ、思考が集中してアイディアが出やすくなるからだそうです。

考え事をするときは、何か制約があった方が、 脳はアイディアを出しやすくなるそうです。

ぜひ参考にしてみてください!

気にせず箇条書きでどんどん書く

安田さんは、A4ノートに、黒ペンで、ひたすら頭の中を大量に書いていくそうです。

いきなり、整理された「良いこと」を書くのではなく、頭の中に浮かんだことを、あたりまえのことでも気にせずに、箇条書きでどんどん書いていきます。

そのためには、このノートは「人に見せない」ということが前提になります。

人に見せないと決めれば、ペンが止まることもなく、自由な発想でどんどん書くことが可能ですね。

(参考)モーニングページとの違い

頭の中をノートに書く有名な方法として「モーニングページ」があります。

「モーニングページ」はジュリア・キャメロン著「ずっとやりたかったことを、やりなさい」で紹介されている方法で、毎朝、心に浮かんでくることをひたすら3ページを書くというメソッドです。

この「モーニングページ」もおすすめです。

私が考える「モーニングページ」のメリットは、頭の中を言語化することで「自分自身を客観視」できたり、「自分自身の気持ちに気づける」ことです。

朝起きたばかりの何も脳に情報が入っていない状態で、頭に浮かんだことを3ページ書くことで、新たな発想が生まれたり、ずっとやりたかったことが徐々に見えてくるというものです。

それに対し、「一人合宿」のメリットは

  • 頭の中を整理し、本来の自分を取り戻す
  • 悩んでいることの答えが見つかる
  • これから進むべき方向が明確になる
  • 将来のビジョンが明確になる

などがあげられます。

一人合宿のノート術の方が、より具体的な行動指針を得られる感じがします。

(あくまで個人の感想です)

まとめ

多くの人は、とにかく毎日のことで忙しく余裕がありません。

頭の中がごちゃごちゃで、自分が何をしたいのか、何をすべきなのかわかりません。

同じことだけが頭の中をぐるぐると回っていて、頭の中が整理されていないと、なかなか前にも進めません。

こんな状況を改善してくれるのが、本書で紹介されているノートを使った一人合宿です。

私自身、「一人合宿」をやってみたことで、大きな効果を実感しており、本書で紹介されているノート術は自信を持っておすすめできます。

みなさんも、まずは週に1回、30分からカフェで一人合宿をしてみませんか?

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数学・統計学
シグマ先生
数学講師/Udemyベストセラー講師/数学の苦手を治します/塾・予備校・高校講師歴20数年/分かりやすい解説/偏差値40から65へ/数学検定対策/数学で困っている人の役に立ちたい

妻・子供2人と4人暮らし。週末はキャンプやスキー、温泉旅行などアクティブに活動中/数学検定1級
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