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書評

【書評】パン屋ではおにぎりを売れ「想像以上の答えが見つかる思考法」

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
新しいアイディアを生み出す方法を知りたい
ベストセラーを生み出す思考法を学びたい

こんな疑問に答えてくれる本に出合いました。

それが『パン屋ではおにぎりを売れ』 (柿内尚文・著)です。

◇本記事の要点

本記事の要点

・ゴールを決める

・インプットの方法を学ぶ(3段階)

・考える技術を使いこなす(12種類)

本記事では「考える」ための3ステップを解説し、「考える技術」12パターンについて、分かりやすく簡潔にまとめていきます

◇この本を読むメリット

この本の著者である柿内さんは、これまでに企画した本の累計発行部数が1000万部以上、10万部を超えるベストセラーは50冊以上に及ぶすご腕の編集者です。

柿内さんが手がけたベストセラー本は数え切れません。

『医者が考案した「長生きみそ汁」』

『はじめての人のための3000円投資生活』

『「のび太」という生きかた』

本書にはベストセラーを生み出す秘訣が満載で、アイディアの出し方が系統的にまとめられています。

正直、アイディアを生み出す技術が、ここまで体系化された本は貴重です。

本書を読むことで、新しいアイディアを生み出すプロの技術を学ぶことができますよ!

それでは、本書の概要をご紹介していきます。

アイディアを生み出すための3つのルール

柿内さん曰く「アイデアは方法さえわかれば誰でも生み出せる」のだそうです。

つまり、アイディアの出し方にはやり方がある。

本書では、アイデアを生み出すための「3つの大切なルール」が紹介されています。

「3つの大切なルール」とは

ルール1  ゴールを決める
ルール2  インプットの方法を学ぶ
ルール3  考える= 広げる +深める

です。

アイディアを出すためには、まずアイディアを出すための対象(ゴール)を決め、情報を集め(インプット)、そして考えていく(アイディア出し)。

考えるためには避けて通れない、重要なプロセスです。

もう少し詳しく見ていきましょう。

ルール1 ゴールを決める

日常の悩みやモヤモヤのほとんどは、この「ゴール」の設定ができていないことで起こります。

人が悩んでいるときは、同じ考えがぐるぐるまわっているだけで、いつのまにか時間を浪費していたという状況に陥りやすくなります。

つまり、悩みは自分自身の人生の大切な時間を奪う存在なのです。

ところが、この悩みに対して「ゴール」を設定すると、不思議と頭の中のモヤモヤが解消されていくのが分かるはずです。

ゴールを設定すれば、悩みの半分は解決したようなものです。

さまざまな悩み、モヤモヤに対して、最終的にどうしたいのかという「ゴール」を明確にすること。これが重要です。

今までの自分を振り返ってみると、悩んでいるときは無駄に時間を浪費し、肝心な「ゴール」を設定していないことがほとんどでした。

悩んでいるだけではなく、どうなりたいのか、どうしたいのかという「ゴール」の設定が絶対に必要です。

ルール2 必要な情報をインプットする

ゴールの設定ができたら、次は情報をインプットし、現在の状況を整理します。

やみくもにインプットすればいいわけでなく、次の順に行動していくことが大切です。

1.課題を決める

2.必要な情報をインプットする

3.インプットした情報を整理する

私自身の場合2.の「必要な情報のインプット」が圧倒的に足りていないことに気づきました。

いつも悩んでいるだけで、情報をあまり集めずに、「あーでもない」「こーでもない」と悩んでいることが多いです。

では、どのようにインプットをしたらよいのでしょうか?

柿内さんは次のようにインプットをしているそうです。

僕はなにか新しいことを考える場合、まずそのテーマに関連する本を5冊ほど読み、ネット情報を10本ほどあつめます

私の場合、本は1~3冊くらい、ネット情報に関しては、だらだらとページを行ったり来たりするのみでした。

関連本は5冊!ネット情報を本!

そこまで情報を集めるんですね。恐れ入りました。

確かに「悩みを解決しよう」「アイディアを出そう」「考えを深めよう」と頑張ってみたところで、考える材料であるインプットが足りていなければ、解決法や面白いアイディアはでてくるはずがありませんね。

今後は、柿内さんのマネをして、そのテーマに関連する本5冊、ネット情報10冊と明確な数値目標を設定して、インプットをしてみようと思いました。

注意点としては、「インプットに時間をとられすぎない」ことです。

肝心なのは、あくまでも最後の「アイディア出し」の部分だということを忘れないようにしましょう。

ルール3 考える= 考えを広げる +考えを深める

この「広げる」と「考える」が重要です。

・考えを広げる
・考えを深める

まずは「テーマ」を真ん中に置き、観覧車をイメージして円形に、考えを「広げて」いきます。

そして、その広がった要素の一つを、地面に向けて掘っていくように「深めて」いくのです。

では具体的にはどうしたらいいのか?

本書では考えを広げる方法が6つ、考えを深める方法が6つ紹介されています。

考えを広げる方法

「かけあわせ法」

スティーブ・ジョブズも使っていた新しいものを生み出す方法

出会ったことのない言葉と言葉をかけあわせる方法です。

(例)

「うんこ漢字ドリル」「乳酸菌ショコラ」「ロボット掃除機ルンバ」

「数珠つなぎ連想法」

既存のものに新しい魅力、価値を発見したいときに

テーマに関連するものを、どんどんつなげていく方法です。

(例)

マインドマップのようなイメージです。

「ずらす法」

どんづまりの課題を解決したいときに

文字通り、対象をずらす方法です。

(例)

営業の人なら営業先をずらす。

人事部の人なら研修内容をずらす。

「作業服のワークマン」は作業服をスタイリッシュにすることで、たたかう分野を「作業服」から「アウトドア」の分野にずらし、売り上げを大きく伸ばしています。

「脱2択」

選択に迷ったら

AかBか選択しないといけないときに、どちらかを選ぶのではなく、「両方とる」という方法です。

(例)

「会社をやめてやりたいことをする」か「やりたいことを我慢して会社をつづける」か?

→「辞めずにやりたいことをやる方法を考える」

「まとめる法

→小さなことを価値に変換できる方法

ある領域の情報をインプットしてまとめ、その世界が持つ魅力を価値としてアウトプットする方法です。

(例)

ビールの魅力について情報を集める

→法則や新たな価値を見出す

→ビーフフェスを開催する

「あったらいいな」

思いや夢を実現したいときに

こんな商品やサービスが「あったらいいな」というところから、考えをめぐらせる方法

(例)

音楽を聴くだけで自律神経が整ったらいいな

→『聞くだけで自律神経が整うCDブック』の販売

考えを深める方法

「360度分解法」

→「いいところ」「強み」が見つかる

無理やりにでも、いいところ、魅力、価値があるところを、360度全方向から分解して、書き出していく方法です。

(例)

「会社で苦手な人」がいる場合

→苦手な人の「性格」「考え方」「認められるところ」「頑張っているところ」「ダメなところ」「外見」「人間関係」「お金」など、様々な方向から、思いつくことを書く。

→短所と長所を入れ替えてみる

「ポジティブ価値化」

弱み、短所を強み、長所に変える

マイナスイメージなもの、ネガティブなもの、ダメとされるものについて、ポジティブに考えることで、新たな価値を生み出していく方法です。

(例)

「病院の待ち時間」

→「病院図書館に健康に関する本を集め、学ぶ時間にする」

→「スポーツクラブに協力を求め、出張体操教室を開催する」

「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」

説得力がグッと高まる方法

「自分」「あなた」「社会」の共通の関心事に注目する方法です。

(例)

「自分ゴト」・・・老眼や近視が気になる

「あなたゴト」・・・親が、最近老眼が進んでいると言っている

「社会ゴト」・・・スマホ老眼が話題に

→3つの要素をまとめて『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真」を出版

「すごろく法

→ゴールへの最短距離を見つけたいときに

スタートとゴールを設定し、ゴールに向かうTODOリストを作ります。それを、すごろく形式にして、実際にすごろくを作ってみる方法です。

(例)

「夏休みに子どもに身につけてほしいこと」について、実際に「すごろく」をつくってみる。

「正体探し」

人の心の中にある見えない心理を見つける

人の心の中にある無意識の心理を見つける方法です。

(例)

「多くの日本人の投資に関する正体」は?

「将来に対するお金の不安が大きい」「投資に興味があるが、怖い」「投資は難しそうでハードルが高い」「お金は好きだけど、お金のことを考えるのは嫌い」

→『はじめての人のための3000円投資生活』を出版

「キャッチコピー法」

たくさんの人に魅力を届けたいときに

「ネーミング」をして価値を生み出していく方法です。

(例)

元旦の日の出を「初日の出」とネーミングすることで、「初日の出」は「特別なもの」という価値を生み出す。

 

やや長くなってしまいましたが、このような「考えを広げる方法(6つ)」と「考えを深める方法(6つ)」が本書の要点になります。

ぜひ手に取って使えこなせるようになるまで、何度も読んでみてください。

注意点として、「いくつかの方法を組み合わせて使う」のが効果的だそうです。

まとめ 考える時間が大切

すごい人たちが、すごい成果をだしている秘訣は「時間をかけて考え続けていること」である。

垣内さんはこのように結論づけています。

私自身、本書を読むまでは「考える」ということに、ここまで真剣に向き合ったことはありませんでした。

  • 「考える」ための技術が存在する
  • 「考える」ことに徹底的に向き合っていくことが大切

これが私の得た一番の気づきです。

あとがきの次の言葉が印象的でした

自分らしく生きるってどいういうことなんだろうと考えると、それって結局は「自分が考えたことを実行すること」なんじゃないでしょうか。そうやって未来はできていくんだと思います。

考えることに時間を使い、考えたことを実践していく。

人生は、何かを考え、行動することの積み上げ。

本書で紹介されている手法を学び、考えることに向き合っていくことで、主体的な生き方に変わっていくはずです。

さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。

「パン屋ではおにぎりを売れ」おすすめです。

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数学・統計学
シグマ先生
数学講師/Udemyベストセラー講師/数学の苦手を治します/塾・予備校・高校講師歴20数年/分かりやすい解説/偏差値40から65へ/数学検定対策/数学で困っている人の役に立ちたい

妻・子供2人と4人暮らし。週末はキャンプやスキー、温泉旅行などアクティブに活動中/数学検定1級
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