・オンラインで好印象の人になるには?
・上手くいくオンラインミーティングのコツを知りたい!
・オンラインセールスで成果を出すには?
こんな疑問に答えてくれるのが本書『オンラインでは目を見て話すな』です。
著者は「人脈や資金の獲得と結果が出る話し方メソッド」を提供するコミュニケーションコンサルタントの竹本アイラさん。
竹本さんは元アナウンサーの方で、彼女が開催する「オンライン話し方アドバイザー養成講座」は毎回、即満席になるほどの人気ぶりだそうです。
オンラインによるミーティングやセールスは便利な反面、コミュニケーションが難しく、苦手に感じている人も多いはず。
私自身、Zoomでやりとりをすることが多くなりましたが、自分の気持ちが相手に伝わっているのか、自分が相手にどう写っているのか不安に感じることもあります。正直、苦手意識もあります。
本書を読めば、きっとこのような不安や苦手が解消されるはずです!
それでは、私が本書で学んだオンラインコミュニケーションの3つのポイントについてご紹介していきたいと思います。
オンラインでは相手の目を見て話さない
人とコミュニケーションを取るとき大事なのは「相手の目を見て話をする」ことです。
ところが、オンラインでは、画面の中の相手の目を見て話をすると、相手とは目線がずれてしまいす。
オンラインの場合、カメラのレンズを見ることで相手と目が合うようになっているからです。
オンラインでは、いくら画面上の相手の目をしっかり見て話しても、相手からすると目線がずれているため、相手に良い印象を与えることができなくなってしまうのです。
私自身、Zoomでやり取りをする際、相手の目を一生懸命見ていました。でもこれはオンラインではNGでした。
目線が合わなければ、「そっぽを向かれている」「自分の話に興味がないのかもしれない」と思われ、信用さえも失いかねません。
オンラインでの正解は
『カメラのレンズを相手の目だと思って、時折「カメラ目線」にすること』
です。
「カメラ目線」を取り入れるだけで、あなたは「きちんと話を聞いてくれる人」「一生懸命話を伝えてくれる人」にガラリと変わることができるのです。
「ときどきカメラ目線」なら、意識すればすぐにでも実践できそうですね。
オンラインでは相槌は「おおげさに」「ハッキリと」
先日、職場の研修でZoomで意見交換をする機会がありました。
その際「あれ、この方は自分の話に興味がないのかな」と感じる場面がありました。
「相槌を打ってくれないなあ」「自分の話し方がまずかったかな」と不安になったのです。
でも、注意深く相手が写っている画面を見てみると、ちゃんと相槌を打ってくれていて、話も真剣に聞いてくれています。
そもそも、この方はめっちゃいい人です。
実は、オンラインではリアルな会話とは違い、数cm程度の相槌では相手に伝わらないのです。
リアルとオンラインでは伝わり方が全然違うんですね。
私自身の相槌もオンラインではほとんど相手に伝わっていなかったことでしょう。申し訳ないことをしてしまいました。
今日からは、オンラインでの相槌を「おおげさに」「ハッキリと」し、相手に伝わるように気をつけたいと思います。
著者の竹本さんは、大げさに相槌を打つだけでなく、「声の高さや声の強さにも気をつかう」ことを勧めています。
自分ではちゃんとリアクションしているつもりでも、相手に興味がないように伝わってしまったら、もったいないですからね。
画面を明るくすることで自分自身の輝きが増す
YouTubeなどの動画撮影や、高品質な写真を撮る際は「照明」が大事だと言われています。
テレビでも女優やタレントは自分をより美しく見せるために、照明にこだわるそうです。
照明が大事な理由は、顔に光が当たるだけで、肌のデコボコやシワが目立たなくなり、肌がきれいに見える効果が期待できるからです。
Zoomでコミュニケーションを取る場合も照明や画面の明るさにこだわりましょう。
これだけであなたの印象がガラッと変わります。
竹本さんは
- 逆光を避ける
- リングライトで明るさを足す
- Zoomの設定で画面を明るくする
ことを推奨しています。
私は今まで、Zoomのためにライトを購入するなどということは考えもしませんでした。
でも、数千円の照明への投資で、お互いの印象が良くなるのであれば、コスパはかなりよいといえますね。
Zoomの設定で画面を明るくする方法
Zoomの画面を明るくする方法もおすすめです。
Zoomの設定を変えるだけで簡単に画面を明るくすることが可能です!
・「ビデオの停止」の右側の「∧」のマークをクリック
・ ビデオ設定
・ マイビデオの「低照度に対して調整」にチェック
これは今日からでも実行できそうですね。
試してみたところ、簡単にZoomの画面が明るくなりました。おすすめです!
まとめ
本書を読んで、これからの時代では必須の「オンラインコミュニケーションの方法」について学ぶことができました。
ここ数年、コロナウィルスのパンデミックにより、オンラインで仕事をする機会が増え、オンラインコミュニケーションを学ぶことは社会人にとって必須になりつつあります。
今回はご紹介できませんでしたが、本書の「オンラインセールス」の章も、読み応えがありおすすめです。
ウェブ広告の特徴、リマインドメールの書き方、クロージング、セールストーク、申し込み後のケアなど、まさに目から鱗の内容ばかりでした。
オンラインコミュニケーション、オンラインセールスについて、一度しっかりと学んでおきたいという人は、ぜひ本書を読んでみてください。
たくさんのノウハウが満載ですよ。
「オンラインでは目を見て話すな」オススメです!