書評

【書評】最高のアウトプットができる「スゴイ学び方」(山﨑拓巳)

この本では、「最小の努力で最大の効果を発揮するスゴイ学び方」について学ぶことができます。特に著者の山﨑拓巳さんが日々実践されている、「チャートを使ったインプット法」「エバーノートを使ったインプット法」は非常に効果的で、すぐにまねできるものです。

それでは、私がこの本から得た3つの気づきについて紹介します!

1.答えを知っている相手から学ぶ

中学生のとき陸上部であった山﨑さんは、ある有名なコーチとのやりとりで「学び」の秘密に気づきます。

コーチ「山﨑にとってハードルとはなんだ?」

山﨑さん「ロスなくスムーズにハードルを飛び越える競技です」

コーチ「ハードル種目というものは、ハードルを美しく飛ぶ競技ではない。ハードルとハードルの間をいかに速く走るかを競う競技だ!」

このたった10秒のアドバイスを意識したら、途端に驚くほど記録が伸びたそうです。

知っているのと知らないのでは大違い。「学び」ってすごい!これが山﨑さんの「学び」に対するベースになった体験です。

私自身にとって主な学びは書籍が中心です。しかし、もっとも効率のよい学びは「答えを知っている相手」から直接学ぶこと。その方が早いし、何より目標達成できる可能性が高まります。山﨑さんも本文中で次のように述べています。

すでに答えを知っている人から答えを聞いて、それを知ったうえで努力すれば、その努力は何十倍も効果的です!

私は過去に吹奏楽の指導をしていた時期がありました。指導をする際に、少人数バンドであったこともあり、CDで聞く演奏のような心地よい感じが出せず悩んだことがありました。しばらくしてから、私の熱意でその曲の作曲者ご本人とお会いすることが可能になりました。その方は、時間のない中、少人数で演奏する際の注意点を教えてくださったり、楽譜を書き換えてくださったのです。私にとっては目から鱗。そして、感謝感激。何日も悩んだり、自分なりに調べたものが、たった数分で解決したのです。後日、飲み会にまで誘ってくださり、大きな学びにつながった経験でした。

教えを乞う相手のふところに飛び込む

このことの重要性を再認識できました。本書では400メートルハードルで「どうしたら、後半バテないようになれるか?」について先生が教えてくれたエピソードなども紹介されていてとても説得力があります。

その道の専門家は本当にスゴイことを知っています。

答えを知っている相手に教えてもらうために、可愛がってもらえる人になる

そのためには情熱と誠意をもって、思い切って懐に飛び込む

思い切って実践していきたいです。

2.チャートを用いて、インプット効率を上げる

著者の大きな武器になっているのが、チャートを使ってまとめるインプット法です。

チャート・・・情報の視覚的表示、図・表・グラフ等の総称

仕事のながれ(フロー)を「見える化」するときに書くフローチャートのチャートのことで、著者が中学生のときに、社会科の先生からこのチャートの書き方を教わったそうです。チャートを教えてくれた社会科の先生の授業内容は

・「次の授業までに46~49ページをチャートにまとめてください」という宿題
・自分で書いたチャートで説明
・チャート化する手法についての説明

といった感じで、授業は生徒がして、先生はチャートの書き方を伝授するという独特なものだったそうです。こんな役に立つ授業をしてくださる先生、すばらしいですね!

具体的には

「日照りが続き、農作物が上手に育たないと、村は貧困になり・・・」を

「日照り → 農作物× → 村、貧困」

と図式でかいていく。先生の話した流れの組み立て、話の強弱、ポイント、結論を図にしていくそうです。

会話中のメモも、自然にチャートを書いています。イメージで言えば、文字だらけの本をムック(雑誌のような大判サイズの本)にする感じ。

これは腑に落ちました。ムックにする!わかりやすいです。

著者は「スピーチ原稿」もチャートにしているそうです。チャートを使ってスピーチをすると、スムーズに話せるし、受け取る側も「なんてわかりやすい話をするんだろう!」と驚きをもって、受け取ってくれるようになるとのことです。確かに納得です。

私自身、1か月ほど前に、読んだ本の内容を定着させるためにマインドマップを使い始めました。ithoughtというアプリもiPhoneに入れてみました(まだ使いこなせていませんが)。ちょっとしたチャートに近いものを書いてみるだけで、読書内容が頭に入りやすくなったのが印象的でした。チャートとマインドマップの違いは何かな?

チャートの力、すごいです。これは使うしかない!!

3.エバーノートは底なしの「引き出し」

5章は主にエバーノートを使ったインプット法について書かれています。インプット法の「デジタル編」です。

エバーノートとはクラウド上にメモを作成できるツールです。文字だけではなく、画像やWebページなども保存できます。複数のデバイスで同じ内容の編集・閲覧ができます。例えば自宅のパソコンから、外出先でスマホから、職場でインターネットから、とどこからでも利用できるのがとっても便利です。

私自身、何年か前からエバーノートを使っていまが、いまだにあまり使いこなせていません。旅行をしたときに次回役立ちそうなことを書き込んでおいてり、気になったことをメモしておくくらいで、使う頻度も多くありませんでした。著者はこのエバーノートの有料版を用いてかなり使い込んでいるようです。この本を購入しようと思ったきっかけの一つが、「著者のエバーノート利用法を知りたい」というものでもありました。

エバーノートに何を入れたらいいのか?

 

答え 「何でもいい」

今までだったらノートにメモをしたり、引き出しに切り抜きを集めていたあれこれを、このアプリに入れましょうということです。とにかく、アンテナに引っかかったもの、仕事用の資料、好きな絵、おいしいお店情報など、なんでもかんでも放り込んでください。

具体的には

  • 手書きノートの重要箇所を写メしてエバーノートに保管
  • スケジュール帳を写メしてエバーノートに保管
  • 動画はYouTubeのURLを貼る
  • iPadでApple Pencilを使い、書いたメモを直接エバーノートに保管
  • 写真をエバーノートに貼る
  • 雑誌の写メを貼る
  • ノートに書きためたイラストや絵をスキャンしてエバーノートに保管
  • ビジネス資料、パワーポイントやキーノートを収納
  • 上手く書けたメールの保管

「エバーノート」は、言わば「情報を引き出しごとに無限に保管できる外づけのハードディスク」です。

僕にとってはも、有能な秘書がいるみたいな感覚なんです。

もっとエバーノートを活用しようと思いました。

今まで重要な資料などを写メにとって保管していましたが、あとで探すのは一苦労でした。半年も前の写メだともう本当に大変。これからはそれをエバーノートに貼り、タグ付けをして一発で探し当てよう!と思いました。また、YouTube動画のURLを貼っておいたり、手書きメモやスケジュール帳もエバーノートに入れてみたいです。

エバーノートに保管しておけば、ノートや手帳を持ち歩かなくてもスマホで見れる。気になった情報は気軽に保存でき、必要な時に検索した簡単に引き出せる。様々な発想の素になる。いいことだらけのエバーノート。エバーノートのすばらしさを再認識できました。

最後に 「GIVE教育」っていいね!

第6章で私の心に響いた部分をのせておきます。

「学び」のすばらしさがわかります。

伝えることで学びは完成し、伝わったことで感動の連鎖が起き、学びは浸透していくんです。

 

自分の学んだことが、人の助けになるって最高です。

「人の助けになる」学びをしていきたいと思えてきました。

つまり、「学び」によって自分を成長させたいという、自己探求の思いと、他人に貢献したいという思いは、完全に両立できると思っているんです。

自己探求の思いと、他者貢献の思いは両立できる。これは新しい気づきでした!

さらにアウトプットの重要性についても述べています。

だいたい、同じ話を5回しゃべると自分のものになるようです。

学びのバリューを上げて、自分のものにする最短の方法は、惜しげもなく繰り返し人に教えることです。

 

GIVE教育 ~貢献をしている人が一番活躍できる時代~

「利他の心」でバリューを提供することで、「信用」をため続けていると、それがいつしか、換金できるような社会になりつつあるということなのです。これを僕たちは「GIVE教育」と呼んでいます。与える。先に与えること。貢献をしている人が一番、活躍できる時代の到来なのです。

 

長野県上田情報ビジネス専門学校の比田井和孝先生の本「私が一番受けたいココロの授業」にもあった「与える者は与えられる」という言葉を思い出しました。他者のためになることを与え続け、自己成長していきたいと思いました。

「スゴイ学び方」オススメです!

 

 

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