今回ご紹介する本は「すごい朝時間術」です。
著者は石川和男さん。
石川さんは、建設会社総務経理担当部長・大学講師・時間管理コンサルタント・セミナー講師・税理士と5つの仕事を持つスーパーサラリーマンです。
石川さんには、樺沢紫苑先生の樺沢心理塾に動画参加した際、初めてお会い(動画にて)しました。
レジュメなしで約45分間話し続けたその話術に圧倒され、石川さんが出版された本も読んでみたいという気持ちになり、購入に至りました。
「朝」はビジネスに携わる者にとって、唯一残された時間であると語る石川さん。
本書では石川流「朝時間術」が余すことなく紹介されています。
30分早起きして自分を変えるメソッドがぎっしり詰まって、しかも読みやすい!
おすすめの1冊です。
それでは、本書から得た私の気づきをご紹介していきます。
・明確な目的を決める
・無駄な時間を見つけ出す
・目的・計画・感謝を唱える
それでは順番に見ていきましょう。
明確な目的を決める
ここで10秒考えてみてください。あなたには、目的がありますか?
この問いかけに、ドキッとさせられました。
全く浮かんできません(泣)
「やりたいとこと」はたくさん出てきますが、目的って??
「目標」だけならたくさん出てきます。心に浮かんでくるのは「目標」ばかりだったのです。
しかし、「目的」と「目標」は違います。
目標は目的を達成するための手段にすぎません。
ショッキングなことに、私みは人生の「目的」を見出すことができていなかったのです!
もし、なければ、朝時間を活用する以前の問題です。
まさに、その通り。
タクシーに乗ったときに、行き先を告げなければ目的地にたどりつけません。
人生の目的地にたどり着くためには、行き先である「目的」をしっかりと定めることが必要です。
明確な「目的」があるから、朝早く起きられるのです。
一番、根っこになる部分ができていなかったことを思い知らされました。土台がしっかりしていなければ、木は育ちません。
「時間術などの技術を勉強する以前に、人生の”目的”をはっきりさせることを、時間をかけてやっていこう」このように、考えを改めました。
「目的を明確にする」ために時間を割こう。少々時間がかかったっていい。目的が決まらなければ、人生という道をさまよい歩くだけになりかねない。
「目的を見つける」旅にでかけよう!
まずは、自分自身を見つける旅に出ようと考えました。
旅といっても、どこかへ移動する旅ではありません。
「明確な目的を見つける」ための旅です。
具体的には、本書で「タイムマシン」に乗って何年も前の自分を見つめ直すことをすすめています。
「自分は、いったい何者なのか?」「何が得意なのか?」「何をしたいのか?」
これらを考えるために、自分の過去を見つめ直す作業を、2週間くらい時間をかけて、やっていく決意をしました。
目的を見つけるためのポイント
本書では、「目的を明確にするための方法」がいくつか紹介されています。これらはすべて試してみようと思います。簡単に内容をご紹介します。
自分のことは、自分ではわからない
自分では普通にしていることも、他人から見たらスゴイことである場合がある。自分の「すごいところ」は、自分では当たり前にできてしまうので、意外に見過ごしてしまいがち。
解決法は「身近で信頼できる人に、自分自身の長所や特長を聞いてみる」こと。
周りの人に自分自身のことを聞いてみることで、意外な答えを得られるかもしれません。
※過去の洗い出しは「マインドマップ」も利用しようと思いました。
やりたいこと、やりたくないことを書き出す
これは、神田昌典さんの著書『非常識な成功法則』に書かれていた方法だそうです。
やりたくないことも明確にすることで、やりたいことがより鮮明になる。
石川さんも「やりたくないこと」が明確になっていなければ、自分自身の現在は実現していなかったと話しています。
夢は1つずつ叶える
目的を明確にした後の話ですが、夢は1つずつ叶えるのが正解だそうです。
伝説の投資家ウォーレン・バフェットの「優先順位を決めるための目標達成法」は、素晴らし方法です。
- 目標を25個書き出す
- 最も重要な5つの目標に〇をつける
- 〇を付けなかった20個の目標には、今後絶対にかかわらないと決める
石川さんは、さらに「目標は5つではなく、1つに絞る」ことをすすめています。
正確には1つに絞るのではなく、「1つずつ」です。1つずつ5つの目標を順番に達成していくわけです。
火を起こすためには1点に集中することが必要なのです
目標は「1点集中」
これはめちゃくちゃ大事ですね。
無駄な時間を見つけ出す
次の一文を見て危機感を覚えました。
「忙しい、忙しい」が口癖で、「やりたいこと」をやらない人がいます。そういう人は、この先もずっと「やらず」に一生を終えるのだと思います。
「やりたいこと」を一生やらずに終える人生にだけはしたくない!と強く思いました。
「時間がない」と感じている場合は、自分が24時間、一体何に時間を使っていかを検証してみる必要があります。
具体的には、自分自身の24時間の過ごし方を30分ごとに区切って、それぞれの時間に何をやっているのかを書き出して「無駄な時間」を見つけ出すことを勧めています。
実際にやってみました!
まずは、仕事以外の平日の時間の使い方を検証してみました。30分ごと区切るのは難しかったので、おおざっぱに時間を区切って、自分が何をしているのか書き出してみました。
書き出してみると、いかに無駄な時間を過ごしているのかがよくわかりました!
詳しくは、以下の記事に書きました↓
【時間を生み出す】1日どのくらい時間を無駄にしているのか調べてみた「すごい朝時間術より」
以前までは「自分は効率のいい時間の使い方をしている」と思っていたのですが、実際に書き出してみると「無駄な時間ばかり」。
書き出す効果はすごいです!
時間の無駄をなくすための改善策
どうしたら、この無駄な時間をなくすことができるのか。「改善策」についても検討してみました。
以下に箇条書きで「私の時間の使い方改善策」を羅列してみました。
詳しくは、先ほどご紹介した記事を参考にしてください。
◆朝の着替えは前日に準備
◆ ゴミ出しの準備を前日にしておく
◆朝食は下の子と一緒に食べる
◆洗濯物をたたむのは11時以降に
◆食器片づけも11時以降に
◆子どもが「着がえ、食事、歯みがき」を自らできるようにトレーニング
◆ブログを書く時間の短縮(まだ検討中)
◆午前中のYouTube視聴時間は20分以内に
◆出勤準備での着替え時間をゼロに
◆仕事終了後、1番に退社を目標に!
◆帰宅後、即入浴!
◆湯船につかっててる時間を制限またはキンドル読書で読書
◆寝る前はスマホにさわならい
◆夜の間食はやめる
◆夜11時に寝る宣言をする
書き出すことの効果を知った私は、家にあるホワイトボードにも書いてみました。
(半)とあるのは妻の目標就寝時間です。
人生の目的・今日の計画・感謝を唱える
もう1つ、実践しようと思ったのが「目標・計画・感謝」を唱えることです。
石川さんは毎朝、バスルームで「3つの呪文」を唱えているそうです。
- 呪文1 現在、達成しようとしている目的
- 呪文2 今日行う計画
- 呪文3 「ありがとう」という感謝の言葉
様々な本で、「目標は紙に書く」「朝起きた時に目に見える場所に貼る」「毎日言葉に出す」ということが勧められています。
私も「紙に書く」を1度は実行したものの、何日かたって忘れてしまっていました。失敗していた原因は、習慣化されていなかったところにあります。
石川さんがバスルームで3つの呪文を唱える理由は以下の通りです。
「習慣になっていないことを習慣化させるためには、すでに習慣になっていることとセットにすると習慣になるから」
習慣化の基本を忘れていました。
すでに習慣になっていることと結びつけることが習慣化の最大のコツでした。
習慣化については、次のメンタリストDaiGoさんの本「超習慣術」がおすすめです。
悪癖をなおすことに関しては以下の記事にまとめてあります↓
【書評】超習慣術(DaiGo)「悪い習慣」を直す3つの方法。タバコも間食もやめられる!
私はシャワーを浴びる習慣はないので、毎朝、着替えをするのとセットで、以下の3項目を唱えることを実践していきます。
「人生の目的」
「今日の計画」
「感謝」
まとめ
本書を読んで、早速「早起きして将来のためになることをしよう」という気持ちになりました。
この本は「朝時間を確保するための超高速時間術」や「朝の効果を高める9つの方法」、「誰でも早起きできる10のテクニック」など、読みどころ満載です。
堀江貴文さんの「時間革命」を読んでから、「時間は人生そのものだ」と思うようになりました。私のように雇われている立場の人間に残された時間はもう「朝」しかありません。
朝は何をするにしてもパフォーマンスが最大化される時間です。
朝のゴールデンタイムに、自分の将来に影響を及ぼすことを行うのです!
みなさんも、本書や今回の記事を参考にして、30分早起きをし、自分を変えるための行動をしてみませんか?
「すごい朝時間術」おすすめです!