「年間1000冊の本を読み、400本の記事を書く」
こんな夢のようなことが果たして可能なのでしょうか。
この記事では、1年間で1000冊を読み、400本の記事を書く、すご腕のコラムニスト尾藤克之さんから学んだ「頭のいい人の読書術」について解説してきます。
今回ご紹介する読書法は、読書好きな私が、すべて実際に試して効果を実感しつつあるものです。
この記事は次のような悩みをもつ方におすすめです
本を速く、深く、楽しく読めるようになりたい!そして、どんどんアウトプットしていきたい!
先日、そんな願いをかなえてくれる本に出合うことができました!
尾藤克之さんの著書「頭がいい人の読書術」です。
この本を読むと、尾藤さんがどのような読書方法を実践しているのか、どんな心構えで読書をしているのかについて学ぶことができますよ!
さっそく見ていきましょう!
本書を読もうと思った理由
このページの管理人である私が、本書を読もうと思った理由は以下の2点です。
- 本を10分で読み、30分でアウトプットする尾藤さんの読書法を学びたい。
- ブログの書評記事を、もっと早くたくさん書けるようになりたい。
私が普段ブログに書評記事を書くときは、かなりの時間を要しています。
本を読み終えるのに2~3時間。要点のまとめをノートに書くのに30分。記事を書くのに約3時間です。
「読む時間とアウトプットの時間が短縮してもっと読書量を増やしたい!」といつもモヤモヤとした気持ちでいました。
そんなとき、尾藤さんの著書「頭がいい人の読書術」を手にして期待値はマックスに!
なんせ、尾藤さんは、1冊の本を10分で読み、30分でアウトプットするというのですから。
それでは、具体的なメソッドの一部をご紹介していきます。
【スゴイ読書法1】3分の1リーディング
「本は上3分の1だけを読む!」
今回、一番衝撃を受けた事実です。
本書では実際に、上3分の1だけを読んで、どの程度文章の内容を理解できるかを試すエクササイズがあります。
本書を購入して試してみてほしいのですが、本の下3分の2の部分をぼやかして見えなくした文を読んでいくのです。
最初は「上3分の1を読んだだけでは理解できるはずがない!」と思っていましたが、実際にやってみると驚くことに、ある程度の内容が頭に入ってくるのが実感できました。
文の下3分の1を読むエクササイズもありましたが、この場合、内容はあまり理解できません。
「上3分の1」というのがポイントで、日本語の場合、主語+述語といった文章の骨格は上半分に含まれていることが多いことから、上3分の1を眺めるだけでもある程度の内容は理解できるのです。
そして、この上3分の1リーディングをする際に大切なのが「音読をしない」ということだそうです。
音読をしてしまうと、どうしても読書スピードに限界が生じてしまいますよね。
20対80の法則
「20対80の法則」とはイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則で、「パレートの法則」とか「2:8の法則」などとも呼ばれています。
これは、成果の80%は全体の20%の努力から生まれるというもの。
つまり、残りの80%の大多数のものには価値がなく、価値があるのは20%のごく少数の部分であるという法則です。
今回の「上3分の1リーディング」では、この法則を意識したものになっています。
本の2割を読めば、8割の重要な情報がわかる
実際に別の本で、80対20の法則を意識しながら、「上3分の1読書法」を試してみました。
最初は「全部読まないともったいない」という不安がおそってきます。
ここでは「割り切る」ことが必要です。
「全部は理解しない!」
「8割理解できればいいんだ!」
尾藤さんは、「10分で60%の理解を目指す」と表現しています。
発想の大転換ですね。
全部は理解しなくていいんです!
「上3分の1」を眺める!速読ができる人はこんな感覚で読書をしているんだろうな、という気づきを得ました。
みなさんもぜひチャレンジしてみてください。
【スゴイ読書術2】殴り書き込み&マーカー読み
管理人の私は、本に3色ボールペンでアンダーラインを引く習慣があります。
尾藤さんはさらに、アンダーラインやマーカーを引くだけでなく、本に書き込みをすることの重要性を説いています。
”読んでいて気づきがあったら、ページにドンドン書き込んでいってください。書き込む方法ですが、キレイに要点を整理して書き込んではダメです。「漢字は一切使わない」「殴り書きにする」ことを徹底してください”
たしかに、漢字を思い出す時間は無駄だし、その間に思考が止まってしまいますね。
本書でのもう一つの大きな気づきが、「書き込みはアウトプットである」です。
いままでも、書き込みはときどきしていましたが、私の場合アンダーライン引きがメイン。しかし、アンダーラインを引く作業はアウトプットではありません。
「書き込み=アウトプット」と思えたことで、書き込みすることが楽しみに変わりました!
私はこの書き込みに加えて、本書で紹介されている次の2点も試しています。
①使用するペンの色を統一
私は、齋藤孝さんの「三色ボールペンで読む日本語」に影響を受け、書き込みやアンダーラインについては、次のようなルールをずっと続けてきました。
赤ライン・・・一番大事
青ライン・・・まあまあ大事
緑ライン・・・面白い
この三色に分ける方法は集中力が高まりるので非常に有効な方法なのですが、ペンの色をカチカチ変えるのがやや面倒なのです。
尾藤さんはペンの色は赤と黒の2色で、1回目の読書は黒、2回目の読書は赤にしている
そうです。
そうすることで、色を変える手間が省け、スムーズに読書ができるということなのです。
これはあくまでも書き込みの話だとは思うのですが、私はラインを引くのも1色でもいいんのではないか?と思うようになりました。
現在、試している途中ですが、ペンの色を1色にすることで、読書がいままでよりもスムーズに進んでいくのを実感しています。
②マーカー読み
マーカーを引いた部分や書き込みをした部分を読み返す読書法です。
今まで私は、マーカー(アンダーライン)を引いただけで満足してしまっていました(笑)
マーカーや書き込みは読み返してこそ意味があるはずです。こんなに大事なことを忘れていました。
実際に、マーカーを引いた部分と書き込み読み返すことで、記憶の定着が確実によくなった実感があります。
2回ほど繰り返すと、本の内容がかなり頭に残りますよ。
不思議なことに、マーカーを引いた周辺部分の内容も思い出すことができます。
これはやらない手はありませんね。
【スゴイ読書術3】タイマーでプレッシャーをかける
読書のパフォーマンスを高めるためには、制限時間を設けることが大事です。
人間は切迫した状況に置かれると、想像できないような力を無意識に発揮することがあります
制限時間が決まっていることで、脳内にノルアドレナリンが分泌され、集中力が高まり、読書のパフォーマンスが高まりまるそうです。
そこで尾藤さんが、おすすめする道具が「キッチンタイマー」。
ストップウォッチ機能がついていれば何でも構わないのですが、スマホは気が散るので
避けましょう。
「数字が大きめ」&「軽い」キッチンタイマーがおすすめだそうです。
私は齋藤孝さんの「ストップウォッチ」を使った仕事術に影響されて、以前キッチンタイマーを購入しました。
このタイマー、「音」「音+光」「光」の三種類が選べます。時計付きで、音量も大きすぎないので気に入っています。
しかし、最近はもっぱら、子どもたちのものになっていました。
子どもが宿題をやるときに、タイマーをセットします。すると、子どもは不思議とやる気を出しはじめます!
今は、子どもが自分自身でタイマーをセットして、いろいろなところで活用しています。子どもの方がタイマーを上手に使いこなしてる状況です。
今回、尾藤さんの本を読んで、「もう一度タイマーを使って仕事や勉強をしよう!」と決意。
使ってみると改めて、集中力して読書やブログ執筆に打ち込めるのを実感しました。
※ちなみに、このブログもタイマーをセットして書いています。
尾藤さんの記事タイトル&著書
本の内容とは関係ありませんが、尾藤さんの記事タイトルをググってみました。
読者の心をくすぐる、読みたくなるようなタイトルですよ。とても勉強になります。
・わたしたちのカラダは「油」でできている? スプーン1杯で人生を変えたい方に朗報
・ホントなの? 正しい言葉の使い方を学べば、広がる噂を収束できる!?
・家にいるとつい食べちゃう 自粛で運動不足のあなた、ダイエットにはなにが必要?
・何でも持ち込みできる期末テスト!? あなたはなにを持ち込みますか
・妻をリッチにせよ! 元銀行マンが解説する「お金持ち夫婦」になるヒケツ
・あなたの部下が動かないワケは?それは「伝え方」に問題あり!
さらに、尾藤さんの著書を2冊ご紹介しておきます。これ以外にもたくさんの本を書かれています。
まとめ
「たくさんの本を速く読めるようになりたい。」
「たくさんの本の内容をアウトプットしたい。」
そんな思いで私は現在も読書を続けています。
読書をすると、世界が広がります。
読書をすると自己成長できます。
この自分の世界が広がっている感、自己成長している感覚が快感です!
「1冊の本は10分で読み、本の内容を30分でアウトプット」には程遠いですが、尾藤さんの読書術から大きなヒントを得たのは間違いありません。
これからも「速く」「深く」「楽しく」を目指して、読書を続けていきたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
「頭がいい人の読書術」オススメです!